あまり芳しい評価を聞かなかったので劇場公開時はスルーした本作。
レンタルで鑑賞したわけですが、確かに1000円以上出して鑑賞するほどの価値は無かったかと思います。
ヒーローのオリジンとしての過程を丁寧に描いており、その内容自体は悪くないのですが、やはり戦隊モノの醍醐味は変身してからの悪の組織との決闘。
もっと戦闘メインの作りで良かったのではないでしょうか。
(ここから若干ネタバレかも)
さすがに変身がラスト10分だけ、というのはホラを吹き込まれましたが、実際変身するのは終盤30分ほど。
それでも充分に感じるかもしれないですが、肉弾戦を2、3分で切り上げて後は全部ロボットに乗り込んでのバトル…。違う、そうじゃないんだ。
ロボットの合体シーンもちょっとアッサリし過ぎてる気がしました。
日本で受け継がれてきた戦隊モノの構成を、ハリウッド風に手直しした結果本来の魅力が損なわれてしまった感じですね。
次作で戦闘に重きを置いて軌道修正すれば何とか持ち直せそうな気もしますが、多分続編は無いだろうなあ。
ティーンの成長物語として見ればよく出来てる作品ですが、戦隊モノとしてはイマイチな仕上がりです。