鳩さぶれ

パターソンの鳩さぶれのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
3.7
バス運転手の一週間を描いた作品。
描いたというよりも、映し出した、の方が適切かもしれない。
エイリアンは出てこないし愛する人が死んだりしない、ただゆっくりとpertersonの田舎町を時が流れていく。

そんな中主人公の唯一の趣味は詩を書くこと。
ある事件から肩を落としていた主人公に通りすがりの永瀬さんが、著名な詩人は詩人として生きていただけではなく
それぞれに様々な職業を持った人であった。
詩人であることに職業は関係ない。
詩の世界は自由である。

永瀬さんがパターソンさんに「あなたは詩人か?」と聞くと
パターソンさんは「違う。バスドライバーだ」と答えた。
それに対して永瀬さんは詩人というのは職業を越えたところにあると示唆していると思われる。

なにも辛いことはおきていないのに、涙が出てきて誰かを愛したくなる映画。
日々を大切に生きたい。
鳩さぶれ

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