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パターソンのaaabbのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
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眼が心地いい。全然なんでもないところで涙が出た。犬を盗まれないようにな、と言われることや、奥さんがモノクロ映画好きで白黒つけるたちなこと、偶然の反復が、あいまいに機能するところが詩的だった。
運命の主題。双子=韻=詩人。

パターソンは少女の詩に、詩必ずしもは韻を踏んでなくてもいいという。ところがその詩にも中間韻はあった。パターソンインパターソン、ドライバーアズドライバーとして、意識せず韻を踏むこと。日常=意識しない のなかで韻を踏むこととは、そういうことだ。だから、世界は勝手に韻を踏んでいる=反復している。それに同期する人としての詩人。おそらく海軍帰りの彼の異常さは反復への欲求からくる。それも、犬によって助けられるんだけど。

もちろん、韻を踏んではいけないものもある。
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