ubikさんの映画レビュー・感想・評価

ubik

ubik

メモとして使ってます

エル・スール(1982年製作の映画)

-

さすがの傑作だなぁ。照明がとにかくすごい。顔の上で移り変わる影が繊細すぎてみてられない。杖のシーンが美しすぎて震えた。やっぱり、地面のアスファルトは濡れていて、そこに夜の光が反射してるべきです。
照明
>>続きを読む

眠れる美女(2012年製作の映画)

-

ベロッキオはすごい。簡潔でごく普通のカメラ位置とカット割りだけど、シーンが変わる時には独自のカット割りをしてる気がする。女に水をぶっかけるシーンが美しい。見直したら、水をぶっかける前に目線があってた。>>続きを読む

長い灰色の線(1954年製作の映画)

-

泣いて笑った。なんて素晴らしいの。
物を手から手放すとき、火をつけるときには何かが起こる。
戦地にいく兵士たちを見送るシーンでの夫婦のバストショット!バストショットが出てくるのはこれだけでは?男女のバ
>>続きを読む

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

-

照明の映画であり、どつくこと、走ることの映画でもある。
回ることの不吉さが面白い。
江ノ島みたいな構造になってるところを走って逃げるときの柱の使い方が良かった。
線路を歩くシーンではばーんと遠近法が強
>>続きを読む

友だちの恋人(1987年製作の映画)

-

ブランシェかわいすぎ!

ロメールの待ちポジと人間のフレームから出る動きが好き。好きなんだけど、カット割りが僕には早すぎる気がする。いろんなところが井口奈己と似てるけど、井口奈己のほうが優れてると言い
>>続きを読む

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

-

大好きだ〜。何度も泣いた。
この作品でも、豪傑は身体に傷を負っている。イーストウッドと同じだ。
嬉しい時は棒を手でポンポンする。
並んだだるま
ギャグ
服が落ちること
服を畳むこと

餅が焼けるのを
>>続きを読む

ポルトガル、ここに誕生す ギマランイス歴史地区(2012年製作の映画)

-

アキカウマリスキ
ショットが変わった時に青い壁がパッと映るのがよかった。どの瞬間もよかった。店にはじめて入るときの逆光で暗い部屋がいい感じ。逆光の暗さを撮るために店の奥にカメラ置いてるのかな。

マノ
>>続きを読む

素晴らしき放浪者(1932年製作の映画)

-

おもしろい〜!川からはじまり川で終わる。イオセリアーニってほとんどこれじゃん、っていう手漕ぎボート。最後の川の曲がり具合がいい。みんなで川に落ちるときは感動する。

異世界からの使者!
足のアップのあ
>>続きを読む

素敵な歌と舟はゆく(1999年製作の映画)

-

1年ぶりくらいにみた。やっぱりいいなぁ。
円環運動=モノレール、グラスを回すこと、カメラがまわること
垂直運動=ハシゴ、ロープ、ヘリコプターで降りる/登ること
水平運動=スケート、舟、バイク、車で移動
>>続きを読む

河内山宗俊(1936年製作の映画)

-

泣きに泣いた。ハスミンが映画史上もっとも美しい雪が降ると予告する映画。そんなことを引き合いに出すまでもなく、すさまじい傑作。
フォードの映画をみたあとのようなせつない幸福感を得た。
ジョンフォードの男
>>続きを読む

アブラハム渓谷(1993年製作の映画)

-

オリヴェイラは最近の作品のほうが若いなとおもった。映画で、レオノールシルヴェイラ以上に美しい女はみたことない。オリヴェイラはほんとに付き合っていたらきりがない。

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

-

Netflixでみた。逆光の映画だとおもった。幽霊が何食わぬ顔で戻ってきて、生きている人とごくふつうに話したりする映画がだいすき。ときおり挿入される無人の風景ショットには堀禎一の夏の娘たちをおもいだし>>続きを読む

群盗、第七章(1996年製作の映画)

-

細身で背が高い女優がきれいにおさまってた。
貞操帯がいい。あと処刑もいい。
銃でうさぎ狩りとか鹿狩りとかしたい。そういうこというと怪訝な顔されそうだ。そういう日本だとしたら、イオセリアーニは贅沢にすぎ
>>続きを読む

家路(2001年製作の映画)

-

悲劇のあとは、主人公をガラス越しとか、雑踏越しとか、とにかく何か越しにとる。
靴を買うことで直接撮られるようになるが、その靴も強盗にとられてしまう。
Le Figaroを読む人とliberationを
>>続きを読む

汽車はふたたび故郷へ(2010年製作の映画)

-

イオセリアーニがこころからだいすきだ。
オリヴェイラのコロンブスとか、アンジェリカの微笑みとか、霊的な人間が物語に紛れ込んでくるのが好き。映画はハシゴと水に落ちる人間がよくでてくる。ボートがスーッと滑
>>続きを読む

立ち去った女(2016年製作の映画)

-

黒がとても黒い。かなり三分割法に沿っている感じで、ショットがバチバチにきまっている。ラジオからはじまるし、トルストイが関係するしとクーリンチェとの類似性はたくさんあるけど、あんまり意味はない。空に雲が>>続きを読む

晩春(1949年製作の映画)

-

笠智衆、レンズ下にしてメガネ置くね…

秋日和とほとんど同じ話。「2階」と「階段」に注目してみた。ラストは、無人の2階をうつしてから、1階の笠智衆をうつすという点では同じだけど、笠智衆が何をしてるかが
>>続きを読む

Seventh Code(2013年製作の映画)

-

いい女優だとおもったけど、前田敦子ってハチャメチャに不細工。散歩する侵略者でも、彼女だけ3Dかと思うくらい変な顔だった。

最後のカメラのパン振りがよかった。

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

-

すさまじい傑作だ!本当にすごい。鹿の解体やプライベートライアンなど、スプラッター描写に何も感じない私でもみてられないくらいこわい。フェイバリット映画がまたひとつふえた!みたら誰でもわかるけど、撮影も、>>続きを読む

秋日和(1960年製作の映画)

-

泣いた。やっぱりベランダのショットはすごい。
つきなみだけど、岡田茉莉子がいいなぁ。

読経の支度が整ったので会場へお越しくださいというわけで人物たちが移動して部屋からいなくなった途端、木魚の音が挿入
>>続きを読む

怒りの葡萄(1940年製作の映画)

-

泣いた。フォードの映画みたあとは本当に幸せになる。ジェーンダーウィルの演技が素晴らしい。旅の途中のメシ屋のようなところでの人情。ああいうのがアメリカ的な良心なんだなと思う。タフさが美徳の国。

カリスマ(1999年製作の映画)

-

森全体を気遣うのも、ある特別な木を気遣うのも同じ。
暴力のポコスカ具合はイオセリアーニを思い出したりした。
生きる力と殺す力は同じだっていうのはタナトスみたい。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

-

pairnessを思考する映画。パターソンもそうだったが、この時期からやってる。パターソンでいう韻。韻が世界を覆っている。震えている=波状=上波と下波があり、反復が持続をつくる。映画の構造。
豆を取り
>>続きを読む

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

-

最後から2番目のショットがすごい。階段をみつめる目のショット。
中央評論にある、堀禎一の秋刀魚の味論がすごいので読むとおもしろい。

些細なこと。トンカツ屋で三浦と長男が話すとき、ふたりが囲む食卓には
>>続きを読む

鉄路の男(1957年製作の映画)

-

新文芸坐シネマテーク
素晴らしかった。天才がつくった映画。
ベテラン機関士が助手を心配するときの表情の素晴らしさたるや!

悲情城市(1989年製作の映画)

-

大傑作。
胸が苦しくなる。クーリンチェとは双子の映画のように思える。
会話は画面内で完結する。だから、ほとんど切り返しゼロの映画。ローレライ流す時にだけ切り返しっぽいのがあり、トニーレオンのアップにな
>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

-

はやく楽になりたい。黒沢のキュア。新作では概念を奪われると気楽になる。それはこの延長。
自分である根拠が、必ず自分以外にあること=疎外。疎外が苦しいひとと苦しくない人がいる。
疎外=表象を受け入れるこ
>>続きを読む

家族の灯り(2012年製作の映画)

-

ほとんど同じ部屋のフィックスで終わる映画。
イオセリアーニとかオリヴェイラとか、貴族がつくる映画が好きなんだなぁ。

>|