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パターソンのtakeのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
2.9
詩人パターソンはバスの運転手だ。
変わらない毎日の中で彼がバスの窓から見ている景色は平凡でありながらどれほどに美しいのであろうかと思う。
青い小さなマッチ箱ひとつに感動しその美しさを賞賛する。
そのことの素晴らしさ。
そしてそれを側で共感してくれる妻と愛犬←犬はひたすら可愛いww
朝起きて妻の背中にキスをする。
それは愛しいものに対しては思考よりも行動が先になるということの表れ。
なんとも幸せなシーンが毎日繰り返されるところとても好きだ。
偉そうなセリフも何ひとつ出てこない。
面白みのない男にも思えるような主人公の日常を観るだけの作品(言い方w絶賛褒めてます)なんとも不思議だな。
鑑賞後、これは愛情と尊重が大きいな、パターソンのように物事ひとつひとつ丁寧に受け止めて生きてみようかなんてちょっと憧れが生まれてきた。
穏やかで優しい作品だった。
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