とりちゃん

パターソンのとりちゃんのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
4.0
パターソンの毎日があまりにも幸せ過ぎて、劇場で何度も睡魔に襲われながらの鑑賞。何気ない日常の愛おしさ、時を刻む時計のように日々繰り返されるルーティン、昨日と全く同じようでいて少しずつ違う今日、バスの乗客達が交わす何気ない会話、アダム・ドライバーの仏頂面、謎のアーハンおじさん永瀬正敏。大切な人と過ごす、何でもない毎日がかけがえのない日々に思えてくる。これこそが映画の魔法。ボケーッと観終わってエンドロールでジワッと涙が滲んできて自分でもちょっと驚く。帰り道でも思い出してジワジワくる。そう言えば「ミステリー・トレイン」の頃のトンがってた永瀬正敏が大好きだったっけ。
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