徐々にわかってくる映画。一人の、詩人もどきの規則正しい生活、変わりばえのしない毎日。のはずなのに、明日はどんな一日なんだろうと、はまっていく。
どこかネジが外れていそうな妻に可愛い顔してやらかす犬、恋路がずれてる男など主人公以外の脇役の癖が強いのもおもしろい。静かな映画なのにツボにハマると笑いが止まらなくなりそうな、ちょっとしたシーンにセンスを感じた。
彼にとって詩は命の次、くらいに大事なものかな。何かが一瞬で消え去る切なさやゼロから始める強さ、日本の震災の歴史を考えた。違うかもしれないけど、あの場面に日本人が起用されたのには意味がある気がする。
昨日観た映画だけど、既に続きが観たい。