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パターソンのymmtterのネタバレレビュー・内容・結末

パターソン(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

きっと主人公は軍隊にいた時から現実と虚構の狭間で詩を創作していたのだろう。同じような日々に幸せを噛み締められるのも明日が訪れるのが未確定な非日常だったからでは?名声や金銭のためではなく日常を切り取り詩に綴ってきたノートは自分の生きた証でありそれを破かれたことは過去の自分の喪失なのだろう。それでも一見同じような日常は続いて行く。しかし日常に同じものはなく詩は言葉に過ぎない。だからこそ新たに詩を綴り始めることが出来るのだ。平凡な日常の中にもささやかな幸せと自由な選択が存在することの素晴らしさがこの映画には詰まっていた。