パターソンのネタバレレビュー・内容・結末

パターソン2016年製作の映画)

Paterson

上映日:2017年08月26日

製作国:

上映時間:118分

ジャンル:

3.9

あらすじ

「パターソン」に投稿されたネタバレ・内容・結末

ジム・ジャームッシュ好きだけど、その中でも一番好きかもしれない…。

バス運転手の1週間の話で、特別何も起こらなくて毎日彼女の隣で起きて仕事して帰って犬の散歩がてらバーで1杯飲んで寝るだけなんだけど、当たり前に全く同じ1日なんてなくてそこが幸せというか…。

ジム・ジャームッシュは前からそういう日常系だけど、パターソンだけじゃなくてバスに乗るお客さんとかバーにいる客みんながそれぞれそういう毎日を生きてるっていうのまで今回は感じれて凄く良い…!

冒頭で「カイロレン!?」となりましたが、観ているうちに彼が市バスの運転手にしか見えなくなります、不思議なことに。

オープンカーに乗った柄の悪そうな若い衆に話しかけられたり、飼っているブルドッグをバーの外に繋いで放置したり、振られた腹いせに拳銃を取り出す男がいたり…そんなシーンを目の当たりにする度に、普段観ている映画でよくあるその後の展開を想像して勝手にハラハラしたのは私だけではないはず。日常では滅多なことはそんなに起きない。

奥さんの創作料理があまり好きじゃなくても、ちょっと高いギターをおねだりされても、少しだけ困惑した顔をするだけで全く文句を言わない。奥さんのことをとても愛していて、詩を書くことが日課となっている主人公。彼はあまり感情を表に出さず、日々の決められた仕事を淡々とこなすタイプだが…?

本作のキーキャラクターは何といっても、絶妙なタイミングで唸ったり吠えたり寝たりする、いい塩梅のブルドッグ。彼が動かしたのはポストだけではなかった(ポストを動かすシーンはめちゃくちゃ笑いました)。


芸術肌の明るい奥さん、バーで出会う人々、バスに乗車してくる客、何気ない日常でも、毎日少しずつ何かが違っていて全く同じ日は一日としてない。

なんて平和な日常なんだ。癒される。比較的明るい時間に帰宅できて休日は家でのんびりしたり散歩したり…ああいう余生を過ごしたい。
公開時、劇場へ観にいった際には、途中で席を立つ人を数人見かけるくらい。

欠伸がでるくらい、淡々とした映画。
私も思わず時計を気にした記憶があります。

でもこれは、これまでのジャームッシュの映像のカッコよさが前面ではなくて

とてもストーリーのある映画で。
例えば、人生についてなんらかの示唆が欲しくて映画を観た悩める人も、なんとなく毎日の仕事に疲れて癒されたくて観た人も、とにかくなんだか分からないものが観たくてみた人も、観たあとに少しだけなにかが変わるような、それも後ろ向きにはならないような、そのくらいで充分なんじゃないかなって思うような、そういう温度を持った映画で。

私は何度でも観れそう。

日常を生きるのにも感性が問われていることを、改めて思う。それぞれが感性を持って生きていることを、愛しく思う。
そう、欲しいのはこうゆう日常。


サプライズなムーンライズの二人。相変わらず眼鏡が似合う。
素晴らしき日常を描いた作品。

なんでもない日々をなんでもない日に思わず、一つ一つの出来事に感動するパターソン。
意味の無いことに意味を見出しながら日々の生活に幸福を感じていた。
すべてを飲み込む落ちいた面持ちは、凛々しく、逞しく、彼が愛する滝そのものだった。

とか言って詩人気分味わいたくなりました!笑
朝、
隣で寄り添い眠る彼女の身を解き
腕時計をはめて起床する。
朝食はシリアル、仕事場までは徒歩で行き
車庫番のおじさんと挨拶を交わす。
日中はバスを転がしながら
乗客の何気ない会話に耳を傾け
変わらぬ街並みに目を向ける。
仕事が終われば徒歩で帰宅、
彼女と雑談、愛犬を散歩に連れ
行きつけのバーでビール片手にマスターと無駄話。

そんな、誰にでもあるルーティーン、
しかし一日として全く同じ日はなく
心に止まった想いを書き綴った、
詩の朗読とともに
淡々と、しかしどこかお洒落さもあるような
日常のちょっとしたトラブルも垣間見ながら
切り取られた一週間を覗く。

なんとも緩い、落ち着く作風、
週末の夜にぴったりの作品。

印象的なのは彼女の芸術、
徹底した白と黒の、一見すると無機質な
しかし、力強い幾何学模様に溢れている。

それにしてもアダムドライバー
秘密の詩集がよりによって愛犬に
破られさるとは、
カイロレン然り、宣教師しかり
どこか不幸の星の元に生まれる役柄が
本当に似合う。笑

いや、新たに手にした真っ白のノートに
また一つずつ詩を重ねていくことで
それは不幸ではなく、
また平凡な、それでいて充実した日常が
始まることも予感させてくれる。

毎日周囲に追われ会社生活を送る人々が
少し足を止めて鑑賞するにふさわしい、
上質な雰囲気の、落ち着いた作品。

良作。
夫婦の朝。
妻の体にキスを落とす男。
夢から覚めた妻は双子を生む夢を見た
と告げる。
ほしいかと問われ、ほしいと応える。
男の仕事はバスの運転手。
毎日詩を書いている。
仕事にできると妻は言う。
しかしこれは日々の営みではない。
義務から解放された自由の翼なのだ。
詩は現実が己の中でどう見えているかを表出する手段に過ぎない。
ありのままが他人には歪んで見える。
ダイアン・ア-バスの双子のように。
ありのままでどこか現実離れして見えるだけだ。
言葉にならないのかしないのか、男はただ無理だと微笑う。

仕事中、学生たちのガールズトークが耳に入る。
鋭い指摘、醒めた見方。
現実的な彼女たちに対して、淡々と業務をこなしているようでどこか夢想的な男。
夢に向かって具体的に創造をすすめている妻。未だそれは仕事ではなく、ステップアップの愉しさを共有できる段階で。
少女の作った素晴らしい詩をほめることで己の詩も生活とは別次元のものだと認識する。
似ているようでちがうからこそ、惹かれ大事にできるのだろう。
同じ事をしているようで毎日はダイナミックに変容していく。
ニュージャージー州パターソン市でバス運転手を営むバス運転手パターソンの日常を描いた話。
パターソン市は有名な詩人を輩出したらしい。
バス運転手も詩を書いてて、そのノートを犬にボロボロにされちゃう。
奥さんがアートな人で、なんでも白黒。
モノクロ映画が好き。
双子の話をしたら双子が出てきたり。
ずーっとこの映画の世界の中にいたいと思わせる世界観。
ジム・ジャームッシュの映画ってそういう感じよね。
静かな映画。

最後の日本人が出てきた演出はなんだったんだろう…新しいノート意外になにかあるのかな…
アダムドライバーとオハイオブルーチップマッチ。
アダムドライバーと詩。
アダムドライバーとバス。
アダムドライバーとブルドッグのマーヴィン。
アダムドライバーと草間彌生系白黒カップケーキ美女。
アダムドライバーと滝。
アダムドライバーとピンクのドアの家。
アダムドライバーと傾いた郵便受け。
アダムドライバーとビール。
アダムドライバーと小さな硝子の器に入ったシリアル。
アダムドライバーと双子。
アダムドライバーと詩を書く長い髪の少女。
アダムドライバーとチェダーチーズと芽キャベツのパイ。
アダムドライバーと銃。
アダムドライバーと突然の永瀬正敏。
アダムドライバーとジムジャームッシュ。
アダムドライバーとニュージャージー州パターソンの秋、橋、坂道。
アダムドライバーと(      )   
アダムドライバーと(      )
アダムドライバーと(      )

以下どこまでも?続く…

アダムドライバーとケイトマッキノン、アダムドライバーと広島風お好み焼き、アダムドライバーとインド映画なども希望。
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