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パターソンのpoemのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
4.6
最高の一作。心から面白いと思った。毎日同じ道を通って同じルートを運転して同じ犬の散歩道を歩んで同じバーで飲んで。一見普段通りに見え、「パターン」化された「パターソン」の毎日だが、実は同じ日なんて1日たりとも存在しない。カメラワークや描写する場所によってそのことを上手く表現していたのが秀逸。まさに詩のような物語であった。「パターン」化された生活から逸脱したいと思いつつも、畢竟脱却してしまうのは怖い。今のありふれた毎日が幸せなのだと再認識した。
また、我々鑑賞者の化身として現れたのが永瀬正敏さんだったのが凄く共感を覚えた。かっこいい!
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