えりみ

パターソンのえりみのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
4.2
ジム・ジャームッシュ作品はオシャレな人が観る映画、ってイメージで敬遠気味。
実際、むか~しに「ゴースト・ドッグ」をみたことある程度。
なのに何故観に行ったかって、
どうにもこうにもアダム・ドライバーが気になってしょうがないから(^^;
めっちゃ特徴的な面長顔やのに何故かどんな映画の役どころにもぴったりハマるから不思議。
今作でも真面目で寡黙なバス運転手がしっくり。
でもってなんだかジンワリあったかくなる映画でした。
独身者はパートナーが欲しくなるかも(#^^#)
マーヴィンという名のイングリッシュ・ブルドッグが好演!
ほんまは雌犬やったのね(゚□゚ R.I.P.

「毎日が、新しい。」というコピーと裏腹に、
月曜日の朝6時すぎから始まる主人公の1週間の生活は規則正しく至って単調。
水曜日まではあまりに単調でウトウト、
でも段々と第三者目線からパターソン目線になってきて毎日が新しく、
美しくみえてくる。
詩を解するわけでもないのに。
パターソンの街並みやグレートフォールズの滝。
白と黒が大好きで美しく芸術家肌の妻。
永瀬正敏も日本の詩人として顔出しますねん。
出かけるたびに増えていく双子の人たちや不穏な重低音に「デヴィッド・リンチ的な⁉」て不安になったりもしたけど大丈夫やった。

昔「コブラ」を観て影響され買い溜めした蝋マッチ「オハイオ・ブルーチップ・マッチ」が出てきてテンション上がった(今は存在してなくて映画の為に復刻したんだとか)。
芽キャベツとチーズのパイはイマイチらしい。
カップケーキは美味しそうに出来てたけどね。
パターソンが毎晩顔を出すバー
shades bar 73 で検索すると
殿堂入りの壁のアップと写真の詳細を見ることが出来ますよ~(英語やけど)。
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