ちょっと『SMOKE』を連想させる。繰り返す日常であったりバスが走る街の風景だったり。けどSMOKE的ニュアンスを決定づけているのは、この映画全体に漂う近代アメリカ文学の香りなのではないか? オースターとかカーヴァーとか。そのくせ色彩とか椅子を引く生活音とか、どこかカウリスマキ的な要素もあって身悶えしてしまう。
微妙に価値観の違う妻を愛し、ビール1杯のバーが日課。そんな男に私もなりたい。
点数つけるなら仮にいま4.0だけど、次に観た時には4.3 、3回目には4.5 、、、たぶんそんな映画。
追記
この作品を無料配信するGYAO!ってなかなか侮れない。っていうかGYAO!の無料配信リストは要チェック。(2020.3.4記)