バスの運転手をしているパターソンはアート好きな妻とブルドッグと一緒に暮らしている。毎日同じように歩いて出勤し、1日バスを運転して帰路に着く。それから妻と食事をして、ブルドッグを散歩に連れて行き、バーでビールを1杯飲む。そして、空き時間にはノートに詩を書いていた。
心地よい空気のような映画。
劇的なことは何も起こらない淡々とした日常が1週間分描かれている。
日曜の昼下がりにちょうど良い雰囲気だ。
パターソンの生活にはデジタル機器がほとんど登場しないので、最初は時代設定が分からなかったが、後半になると現代だということが分かってくるので、彼の生活スタイルがかなり特殊だといえる。
ただ、そういうアナログな生活スタイルが便利さ以上に満足感を得られるものだと教えてくれているような気がする。
