village123さんの映画レビュー・感想・評価

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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

3.5

「ロッキー・ザ・ファイナル」で復活劇を見せてくれたスタローンが、「ランボー最後の戦場」で健在さを印象付け、その後、アクション俳優のオールスター戦ともいうべき本作が制作されたことは、80年代のアクション>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.5

体調や境遇により、映画を見た時の印象は大きく変わる。
この映画を観た時は子どもが生まれる少し前で、内容は好みだと思いつつも嫌悪感が勝ってしまった。
無茶な設定と唐突な行動の連鎖でジワジワと取り返しのつ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

ドラマはしっかりしていて見応えがあるけど、全体的にキャラクターの存在感が薄い。
ノーラン3部作はヴィランの存在感が大きかっただけに残念だと思った。
とはいえ、コリンファレルのペンギンは誰か分からないレ
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.0

単純な設定を活かした傑作ではあるけど、グロテスクな描写が見る人を選ぶ。
なぜそんなことをしているのかという明確な説明はないけど、緊張、絶望、そして希望あるいはヤケクソという心理状態の変化にドラマがある
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.5

トビーマグワイア主演からスパイダーマンは全て見ていて、過去作の後悔や未練を昇華させるエピソードは良いなと思う。
3次元を超えるアクション表現も素晴らしい。
しかし、自業自得としか言いようがない展開に苦
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サマリタン(2022年製作の映画)

3.5

地味な設定で爽快感はないけど、枯れた渋いスタローンが妙にかっこいい。
吹き替えでは、じいさんと呼ばれていたけど、またまだ筋肉質で、アクション俳優の健在ぶりが嬉しい。
好奇心旺盛な子どもと謎の老人という
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

4.0

兄弟喧嘩を大規模にやってしまった映画ではあるけど、そこに拘泥するあまり弟ジェイコブが小物に思えてしまうジレンマを感じた。
相変わらずアクションは現実離れしていて、強すぎるドミニクに驚嘆。
みんなキャラ
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スリー・フロム・ヘル(2019年製作の映画)

3.5

懐かしの面々が戻ってくるという高揚感と、今更歳をとった彼らを見ておもしろいのだろうかという疑念を抱きつつ視聴。
変わらない残忍さと遊び心に安心しつつも、やはり歳をとったな思うところがあった。
それに自
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ばるぼら(2019年製作の映画)

3.0

現代を舞台にした映画でありながら、二階堂ふみと稲垣吾郎の舞台劇のような印象だった。
現実感に乏しい演出で、良くも悪くも2人だけの世界と言える。
ばるぼらに振り回される小説家と、その小説家に振り回される
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ワンス・アポン・ア・タイム/天地大乱(1992年製作の映画)

4.0

アクションを主体にコミカルとシリアスが渾然一体となった傑作だが、何度も見てるためか、年齢を重ねたためか、以前ほど楽しめなくなった。
とは言っても、冒頭の修行シーンから、主題歌が流れる展開は未だに熱く、
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空白(2021年製作の映画)

4.5

終始息苦しい緊張感が続く映画で凄く好みだった。
引き込まれつつも時間を長く感じるような感覚で、集中しすぎて少し疲れてしまった。
主要人物には何かしら人をイライラさせるような要素があり、それらが関わり合
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.0

レビュー評価が良かったから、期待し過ぎてしまったけど、程々に楽しめた。
普通に見える人が実は凄い人だった系の映画で、無双し過ぎない適度な無様さがおもしろかった。
コミカルというよりはシュールな演出で、
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.0

1人の命を救うために、どれだけの犠牲を払っているのかと思ってしまう映画ではあるけど、アクションに臨場感がありおもしろい。
悲愴感漂う主人公は自暴自棄のように見えながらも信念を貫こうとするところが魅力的
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.0

不死身の傭兵がどのように無双するかと想像していたけど、少しイメージの違う映画だった。
不死身の設定を活かしたアクションはありつつも、不死身ゆえの人生観が重要な要素となっている。
しかし、敵の設定がバカ
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.5

やはりジェームズ・ワン監督のホラーはおもしろい。
心理ものか、超常現象ものか、怪物ものか、ストーリーは想像がつくけど、想像の上をいく演出の巧さが素晴らしい。
広くて古い屋敷、シアトルの地下道、巨大な廃
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

2.5

よく言えば健全で、悪く言えば子ども騙しなホラー
誰も死なず、グロさもなく、本当にお化け屋敷のようだ。
行動の背景はあるものの、自業自得な内容で、ドラマも軽い。
ポップコーン片手に見るにしても、もう少し
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

原作をかなり脚色、というか原案に近いくらいだけど、車での移動距離が長くなることによってロードムービーのような要素が加わったのが映画向きだと思った。
移動することで日常を忘れて考えごとができるし、誰かと
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.5

思いのほか硬派なドラマで、ユーモアやコメディ要素がないアクションだった。
容赦ないジェイソンステイサムはプロッぽくて無駄がなく、変わらない安定感がある。
ガイリッチー監督はユーモアな演出から、エンタメ
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

エンターテイメント性の高い内容で、アクション、ドラマ、映像のバランスが良かった。ソ連軍人、ドイツ軍人どちらも魅力的で、お互いを好敵手のように認めているところがカッコ良い。
上官、部下もお互いに信頼し合
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シドニアの騎士 あいつむぐほし(2021年製作の映画)

4.0

天然キャラと戦闘のギャップがすごい作風。テレビシリーズを見始めたときはキャラに馴染めるか疑問だったけど、だんだん見慣れてきて設定のヘンテコさを微笑ましく感じた。
危機的な状況、犠牲者の多さ、非常な決断
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

途中で始まって途中で終わるというような印象だけど、地続きの舞台の一エピソードとして、余韻が残る作風は好きだと思った。
煮え切らないような登場人物の落ち着きは大人向けのアニメであり、なんとなく見るより集
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.0

自分より10歳近く上の世代の物語だけど、近い感覚だった。
ファッション、電子機器、音楽の聴き方など、年代ごとの違いが懐かしい。
普通じゃないことをかっこよしとしつつ、いつしか普通になってしまう同年代。
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

4.0

世界を股にかけたお宝アクション映画。
様々な要素がてんこ盛りでありながら、展開が早いので、気楽なアトラクションとして楽しめた。
肉弾戦、カーアクション、銃撃戦など、いずれもバランスがよく、アクション以
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オールド(2021年製作の映画)

4.0

唐突でやり過ぎな展開に驚きつつ、意味深な表現と鬼気迫る不気味さが絶妙。
何かしらありそうな人たちと、曰くがありそうなロケーションという限定的な設定は、シャマラン監督の演出にぴったりだと思った。
ドラマ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

西川美和監督作を見て毎回思うけど、人間性の表現が多面的でありながら、端的なところが素晴らしい。
しかも辛辣。
何かしらやらかしそうな緊張感も絶妙で、上手くいっているようで、まるく収まらないような悲壮感
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

警察の緊急通報司令室内だけのシチュエーションでありながら、飽きさせない演出が素晴らしい。
仕事に対して真剣過ぎる主人公、通報者の途切れ途切れの声や背景の騒音、徐々に明かされる事件の全貌。
何となく読め
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

派手な演出が無いにもかかわらず引き込まれる理由がよく分からない。
薄暗い田舎町、覇気の無い登場人物、ところどころ安っぽい設定に、BGMの少なさ。
あえて言えば、ヒーローが不在で右往左往している姿が滑稽
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.5

牧歌的な田舎の儀式で悪意なき犯罪が行われる淡々とした映画で、なかなか集中力がきつかった。
共同体の中では当たり前の行為が、部外者から見れば異常な場合、どう対処すべきなのか。
これほどの行為はなかなか無
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

鈴木亮平が凄かった。
松坂桃李も上手いと思ったけど、全体的に大袈裟な感じで、鈴木亮平の方が叫ばずに凄みを出したり、緩急が上手い。
とはいえ、ほかの登場人物が1作目より弱く、役所広司の穴は大きい。
スト
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.0

近年、ゾンビの設定は多様化していて、本作では組織化されていたり、肉体的にある変化があったりするけど、それらがあまり効果的に扱われていなかったと思う。
理由はどうあれ、欲に目が眩んだ人間たちがゾンビの隔
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.0

最初は主人公のキャラクターに馴染めないと思ったけど、観ていると段々普通になった。
猫をかぶらなくても、けっこうストレートに伝えているようなので、タイトルに違和感を感じたけど、サブ要素である家族関係がも
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.0

テレビアニメの続きでおもしろいけど、尺の問題か、展開と行動が唐突で余裕がない。
なんだか全て想定できているように行動し、つつがなくまとめられたような印象だった。
ストーリーの中盤であるだけに、冒険を楽
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.5

続編としては、想像の斜め上をいく展開でおもしろかった。
4年の時間経過になぜと思うところはあるけど、荒唐無稽なアクション映画としては気にしない。
バイオハザード2のような荒廃した市街地で、マッドマック
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

主要人物6人で、ほぼ同じシチュエーションという設定でありながら、卓越した演技とミステリーのような展開に引き込まれた。
アンソニー・ホプキンス演じる認知症の男性の苛立ちや不安感、感情の起伏が素晴らしい。
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冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ)(2019年製作の映画)

3.5

TVアニメの延長線上で、納得のいく展開ではあるけど、祭の終わりのような寂しさを感じた。
祭は盛り上がる当日より、準備をしているときの方が楽しいと思う方で、アニメ開始時から少しずつ関係性が変化する様が楽
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

これまではシンジの独りよがりな物語という印象が強かったけど、ここに来て主要人物それぞれの物語になり、大団円を迎えたという印象。
分かりやすいとは言えないながらも、やっと説明されたという安堵感があり、特
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