詩的な映画だった。
前半は平凡で時に難しく、途中途中席を立ちながら見た。後半はなぜか見入った。
人生は偶然や奇跡など本当に不思議な縁で成り立っている。それを強く感じた。
人には、知られる瞬間と、誰にも知られることのない瞬間がある。
わたしが、この時間にこの映画を見たことも、感じたことも、わたし以外知るはずがない。でもここで共有したことで誰かには知られることになった。
ここに書いたりしなければ誰も知らない秘密の時間だ。1人の時間は秘密の時間になる。
でも時々不思議と、実は他の人が関わってることに気づいたりして。
不思議。
生きているからこそ。
そして、次がまた巡る。
時間や曜日だけじゃなく、思いや行動もそうして回っていく。
何を感じたらいいのかわからなかった。
けど、見てよかった。
小さな劇場で見たかったな。
不思議な映画でした。