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ジェイソン・ボーンのzunzunのレビュー・感想・評価

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)
3.4
ボーンシリーズは全部作観ているが、内容は覚えていない。その為、本作の会話の内容や登場人物の動機や目的がよく分からず、終始ちんぷんかんぷん状態で、お話に入って行けなかった。
この作品は予習が必要だった後悔した。

話には乗れなかったが、画面では常に何かが展開しているので、ハラハラ感が持続しそれなりには楽しめた。
CIA司令部から現地の映像で指令を出す所などは自分の好みの展開だし、何よりアリシア・ヴィキャンデルに惹かれる。疲れ顔のトミー・リー・ジョーンズが横にいたから余計に素敵に思えた。
ラストの本質的には何も変わらない世代交代の展開も皮肉ぽっくて面白い。

でも、悪役とされる人たちの行動がめちゃくちゃで、"それはないでしょう"と突っ込みたくなる作品でもある。

1作目は斬新なアクションシーンが売りで、多くの作品に影響与えたが、本作には斬新さやフレッシュさは感じられなかった。
またスノーデン事件をなぞった企みも、既に多くの作品のネタに使われているので、今更感がある。
このシリーズ自体が世代交代の対象となるような気がした。
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