トトCINEMAライフ

ジェイソン・ボーンのトトCINEMAライフのレビュー・感想・評価

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)
3.8
2002年に始まった"ボーンシリーズ"、それまでアクションスターのイメージでは無かったマッド・デイモンがシビアなアクション映画もやれると印象付けたシリーズでもある

それはアイデンティティ➡スプレマシー➡アルティメイタムと三部作で一旦終結、ジェレミー・レナー主演で「ボーン・レガシー」という番外編を挟み、本作に至る…

良くも悪くも、始まった頃の時期は"マトリックス"を代表にハリウッド作品のアクションやSFX・CGの変化や進化が著しかった時期で、このボーンシリーズのアクションは派手なドンパチだけに頼らず、とにかくカット数を多くして動きを速く、迫力あるシーンを撮る…この手法は現在のアクション映画で多く取り入れられてる…目が追いついていかない程だ💦

但し、ちゃんとボーン映画の特徴として身近なボールペンや室内にある物を武器に替え素早く仕留める・途方も無いカーチェイス等は他には無い(ジャッキー・チェンの場合コミカルに見せる)

オマケに、大変な万引き常習犯であり、スリも得意である(笑)

前置きが非常に長くなったが、元々テンポ・展開が早いボーンシリーズは、ある意味ジェットコースター・ムービーではあるが、本作はその最たる作品だろう!

なぜ今4作目?!マッド・デイモンだって年齢を重ねてる?!ボーンを駆り出す理由は?!

そういう疑問を考えさせないテンポと感傷に浸る間も無い、ただただ組織の思惑に翻弄されながらも壁を乗り越えていくボーン…それで良い、いやそれが良い

PS:トミー・リー・ジョーンズも貫禄が半端じゃなくなってきたな…さすが😲