RadiationHouseT

アナイアレイション -全滅領域-のRadiationHouseTのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

灯台を中心に発生した謎の光<シマー>、妻は行方不明だった夫の謎を明かす為に灯台を目指す。

何故、シマーの中は突然変異した動物たちが闊歩しているのか。
何故、そこにいた人々は草木に姿を変えたのか。
何故、灯台の近くに綺麗に並べられた遺骨が有ったのか。
ありとあらゆる疑問が錯綜し、それに対する明確な答えは提示されない。
これがミステリーやサスペンスやらだったら駄作極まりないが、ホラーやSFはこの未知なる体験が重要ポイントだと思う。
この作品も押井守作品、今敏作品を観たようなモヤッとした感覚が残るが、そこに自分自身で中身を創る楽しみと言うのがやっぱりSFの楽しい所でありこの作品が好きな理由でもある。