ママン

アナイアレイション -全滅領域-のママンのレビュー・感想・評価

4.6
よくTwitterのプロモやNetflixのCMで見かけていて、やっと観たのですが…
私の好きな分野で「おお~⤴️上手いこと表現されてるなぁ〜」と感心しまくりでした☺️

※ラストについてちょっと追記しました🙋‍♀️

アレックス・ガーランドは『エクス・マキナ』でも私の『脳内をもみくちゃ』にしてくれたんですけど、あまりにも衝撃的で…未だにレビューを書けないくらいです😅

完全にスピリチュアリズムな世界観で、人間の精神やこの世の表裏一体、生きる目的と無の世界、何がこの世の根源であるのか??

そのへん『恐ろしくも美しく』描いていて眼福でした🙏✨

👇🏻以下ネタバレというか、めっちゃ独自の世界観で語りますよ⚠️

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スピリチュアルにハマると…ほんとに脳内で色んな事が体験できるのですが😅
特にファンタスティックなのは《7色》を完璧に体感できることで、目をつぶった状態でトランス感覚になって視る色が、このアナイアレイションでは表現されていて、凄いな❗️と個人的には思いました。

シャボン玉の中のような感じ、あれは美しい!好きだったなぁ💗

この監督の主観には脱帽です🧢➰クルリンパ

登場人物はみんな『自分の感じる恐れ』に殺されていくのと、現実も自分が生み出す恐れとの戦いであることを表現していてグッとくる。

「この世とは何か?」なんて考えると、アタマがおかしくなっちゃうし、スピリチュアルも変に誤解されていたり、間違って行ってしまうと異端の地を彷徨うことになるのですが、、、

要するに《自分らしく》生きればいいんですよ。己が宗教。

人は持たされた脳みそと遺伝子によってやれる事が決まってる=使命だと思う🧠

理由なんて無いし、死ねば《無》。
でも実は生きていても《無》は存在してるし、そこに生きるため《彩りを創り出してる》という私の個人的主観を→アナイアレイションでは「そうそう!これが言いたいんだよ~」って表してくれてる👍

善も悪も同時に存在してることや、その区別は自分と他人とでは大きく異なることなど、、、

また、昨日の記憶や幼い頃の思い出などがごっちゃになっていく感じもよく分かる。

何が目的なのか?
でも「じゃあ答えが知れたとこでどうなの?」ってとこもある。

何が答えなのか?なんて、それが答えかなのかすら定かではない。
全て《自分の判断・決定》なんだもん😊

しかもその決断ですら、時間や経験と共に変わっていく。

無であり、動=有であるパラドックス♻️

自分を決定付けるもの、アイデンティティーについての曖昧さをより一層『謎めいて』見せてくれた気もする。

天国と地獄が同時に存在する世界。。。

オスカー・アイザックのタトゥーがダサいww

そう、この映画【タトゥーがダサい】
壁に貼り付いてた死体の腕にあった「∞」のタトゥーが、途中からレナの腕にもあったのだけど?軍のタトゥーだったのかな?最初無かった気がするんだよなー🤔

私はもうスピリチュアルはよく分かったつもりで飽きたので、現実をエンヤコラ生きてますが、あの美しい世界はまた観たい😆

特に終わり間近、レナがうごめく球体を覗いていたのは《幽体離脱》の時に見れる映像に近い。

あとエンドロール入る時の7色のサイケな感じも簡単に言うと夢の中で見れます。

これ、ほんとよ😉

ぱっと思いつく映画で『コンタクト』『インターステラー』『エクス・マキナ』『ドクター・ストレンジ』
意外なとこでは『イベント・ホライズン』

そしてこのアナイアレイションが言いたいことが、スピリチュアル=私たちの見ている世界であるのは間違いないと思います🙋‍♀️

※ラストの2人の関係性について「スッキリしない」ような感想を見かけたので、個人的意見として追記すると、、、

この世界も生まれた理由が謎ですよね。
1つでは『創世記』があるように、あの2人は《これから先のアダムとイブになる》意味があると思います。

アナイアレイションは全滅というより、

【破壊から生まれる創造】を表してもいるので、創造と破壊は表裏一体であり、またすべて【進化(遺伝子の取り込み等)】によって変化してきた流れを多元的要素で表しているのだと思います☺️
ママン

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