ニカイドウ

SING/シングのニカイドウのレビュー・感想・評価

SING/シング(2016年製作の映画)
4.0
『SING/シング』
☆4
傾きかけたムーン劇場を建て直すため、支配人のバスター・ムーンが企画したのは賞金1000ドルのオーディション…だったが、ミス・クローリーのミスで賞金10万ドルのビラが配られてしまう。
続々とムーン劇場に集まる参加者達は、まだその事を知らない。当のバスター・ムーンもまだ…。
波乱のオーディションの幕開けです!
バスター・ムーン含め、オーディション出場者全員に夢があり、悩みや問題を抱えている。
映画として誇張されてはいるけど、実際の世界と同じように。
だからこそ、ラストのライブに感情が揺さぶられる。1組目のグンターとロジータの2人のステージから震えた!!
前に1度観た事あったけど、ジョニーが主人公やと思ってた。今回再度鑑賞して、もちろんジョニーの歌も最高に良いんやけど、この映画は登場人物みんなが主人公やった。
登場人物…って書いたけどみんな動物やし、ストーリーもリアルではない。けど、「歌えば良い」って思える。
現実でもきっと前に進める。
吹替で観たけど、字幕のほうも気になるな。英語の曲も聴きたくなった。
前は「夢の大切さ」がテーマやと思ったんやけど、今回はそれだけじゃなく、「生きていく事で失ってしまった自信や忘れてしまった気持ちをもう一度見つめ直す事の大切さ」を強く感じたなぁ。
子供向けやと侮るなかれ。
観る時々で変化するメッセージがこの映画には幾つも用意されてるんかも。
ニカイドウ

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