すたんぐ

デビルズ・トレインのすたんぐのレビュー・感想・評価

デビルズ・トレイン(2015年製作の映画)
3.1
ニール・マーシャル監督の作品などで特殊メイクを担当したポール・ハイエットがメガホンをとった作品。立ち往生した夜行列車の乗客たちが狼人間たちに襲われる!
原題は"Howl"

開始10分で頼りない乗務員とイヤな乗客たちの紹介を済ませ、列車が止まり、「狼人間」が現れてから列車に籠城するまでのテンポがよく、携帯電話が圏外になったり、噛まれると狼人間になったり、他人を平気で犠牲にする男との対立があったりと定番を押さえた内容。鈍器や刃物で容赦なく痛めつけるシーンが痛快で、乗務員と乗客たちが一丸となって戦う姿に胸が熱くなる。残酷描写や狼人間のメイクもよくできていて、狼人間が顔を近づけて威嚇するシーンや噛まれた首筋から血が噴き出るシーンも好印象。主人公や眼鏡をかけていて大人しそうな男が狼人間と戦うシーンがもっとあればよかった。『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』や『バタリアン』を見て育ったせいか、窓をフェンスで塞ぐシーンでテンションが上がった(笑)
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