ザ・ディザスター映画。
最新作なのになんだろう、この安心感。
そう、２０００年代初頭のディザスター映画のステレオタイプ感。これが原因。
これは批判ではないよ。素直な気持ちとして安心して見れる作品だった。
ディザスター映画の王道。やさぐれ主人公、一人娘、優秀な弟、そして世界の危機。
２０００年代の映画はこれらプラス「アメリカ万歳」が加わってくる。
本作は、むしろその逆、アメリカ批判が若干含まれているのが良いね。
私の４３年の人生の中で「科学」がもたらした影響は計り知れない。
自分の子供の時と、１０歳になる長男の時、今年３月に生まれた次男の時。
おそらくそれらは「科学」という側面においては、まったく相容れないものになっているのかもしれない。
それでも「人間性」だけは揺るぎないものであって欲しい。
監督はきっとそんなメッセージもこの作品の込めたのかなと思う。
ジェラルド・バトラーが科学者という無茶は目をつぶるとして、悪くない作品でした☆
