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デスフォレスト 恐怖の森5のマッシモのレビュー・感想・評価

デスフォレスト 恐怖の森5(2016年製作の映画)
3.5
アマプラにて視聴。
数年前にニコニコ動画などゲーム実況動画から火がついた人気フリーホラーゲーム『DeathForest 森からの脱出 』をベースとして制作された日本映画の第5作。都合第5作まであるがアマプラでは第2作まで無料。3~5作目は有料。一応レビューのためにまとめて全部視聴しました。

本作はラストにふさわしくなのか個人的にはヒーロー映画を思い起こす出来。

ストーリー
東京渋谷で都市伝説めいた話が広がっていた。「巨大な顔の怪物」これを目撃した者は消滅する。ネットを中心にして拡散されていた噂は徐々に現実のものとなり渋谷行き交う人々を襲い始めるのだった。

一方、前作でスーパーヴィラン、ヒラヤマツキコに敗北した内田は心が折れ世捨て人となり雲隠れしていた。
部下が行方不明の刑事(高崎二郎)は警察が表立って動けないことに苛立ちを覚え、手駒に使っていた渋谷のチンピラ軍団のリーダーに内田探しを依頼する。発見された内田はトラウマと戦いながらもう一度、ヒラヤマツキコと戦う決意をする。

そして、時を同じくしてネットを通じて集まったオカルトマニア、女子高生、渋谷のチンピラ、カメラ好きの女子大生、ドルオタ、バカップル、元警察が集結し生き残るための戦いを始める。

総評
内田の本作での扱いは、さながらダークナイト・ライジングでベインに敗北し奈落から復活したブルース・ウェインに見る。バットマン(ヒーロー)の帰還に近しい何かを感じます。(言い過ぎですね。わかってます。はい。)ただ、残念ながらこの映画にはヴィランはいれどヒーローは存在しませんでした。その悲哀を楽しむのもまた一興かもしれません。
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