KIN

レゴバットマン ザ・ムービーのKINのレビュー・感想・評価

4.7
なんだよこれ…
くそほど最高やん………
これは今年の暫定1位でた

前作「レゴムービー」が世紀に残る大傑作だっただけに少し軽い気持ちだったけど、負けず劣らずおもしろい……

これまでのバットマン映画に対してのカウンターでありながら、全てを包括するバットマン愛にあふれた作品。あるいはレゴ愛、もっと言えばワーナー映画愛にも満ちている。

ブルース・ウェインらしさである「孤独」は彼の中でアイデンティティと化していて、それをひたすらに守ろうとするバットマンがとても切ない…
ベタなんだけど最初と最後のシーンの対比は楽しいんだけど泣ける…

まずオープニングシークエンスの畳み掛けるゴッサムシティの大乱闘がもうとにかくサイコー!ゆかいなヴィランとイカしたガジェット、そしてバットマン参上の演出。ベタonベタだけど、これが観たかった!!のオンパレード!!通常の映画だとヴィランは1〜3人くらいだけど、ここではわんさか登場する。もうこれからのバットマン物足りなくなるんじゃないかな笑

もちろんメタネタだったり、オタク向けのギャグもたくさんなんだけど、これは自分が観たい理想のアメコミヒーロー映画に近いかも… 楽しくてかっこよくて笑えて泣ける(この映画はおまけにめちゃくちゃかわいい)

ジョーカーとの奇妙な友情も言うならば、"アンパンマンとバイキンマン""トムとジェリー"的な関係で、レゴを介したこの作品だからこそ映し出せる(それがもうすでにメタ的だけど)

あーあとエンディングもすごく良かったね〜…超かわいかった…

「レゴムービー」でもそうだったようにレゴという媒体を通すことの意義が感じられて、更に今回はそれでバットマン映画をつくることの必然性をものすごく感じられた。かっこよくて、可愛くて、泣けて、笑えて、もうとにかくEverything is Awesome!! な映画でした。傑作!
KIN

KIN