ブラックユーモアホフマン

レゴバットマン ザ・ムービーのブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

3.6
絶賛するほどの傑作というわけでは…ない。
まず吹替版で観たのだけど、小島よしお、確かに吹替の腕前は、まあ普通に聞けるレベルだったんだけど、やっぱり映画の文脈にあんまり関係ない持ちネタを何度も何度もぶっ込まれるのはキツい。『SING/シング』の吹替の方がクオリティ高かった。アッチも斎藤さんの持ちネタが一回入ったけど文脈に合ってて違和感なかったし一回だけだったから許せた。

それで、話のテーマに関しては、正直、バットマンの持ちネタというか。実写映画のシリーズで、真面目なトーンで、散々考察、言及されてきた話ばっかりで新鮮なテーマはない。
まあティム・バートンの時から、バットマンの映画っていうのは毎回、バットマンというヒーローについて再考する、ということで続いてきたから、本作もそういう意味では正統なバットマン映画の系譜にあるとは言える。
レゴである意味は、バットマンなのにコメディだから、ということなんだろう。

『LEGOムービー』のようなとてつもねえ大傑作、ではないし、DCヒーロー再考モノだったらドリームワークスの『メガマインド』の方がよくできてました。
期待してたんですけどちと残念。