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レゴバットマン ザ・ムービーのスのレビュー・感想・評価

4.3
"ダークナイト"バットマンを一蹴する新たな人間的ヒーロー

終始しかめっ面でシリアスにしか生きられないノーラン版バットマンとは真逆の饒舌レゴバットマン。始めっから自虐自虐のオンパレードで非常に笑わせてくれる。

家族を失い、家族を持つことを恐れ、"孤高"という簑に隠れることしかできない弱いバットマン。しかし、アルフレッド、ロビン、市長と仲間の存在に気付き、終いには悪役、ジョーカーの存在も自分にとっての最悪の相手と認める。

無関心を装うのではなく、腹筋をもって世界を繋ぐ。 単純なことも、あのバットマンがやることに意味があると思うし、結局はレゴブロックの繋がり=人の繋がりというところに昇華させているのにはもう、流石。傑作。

あと、レゴだからできるドリームマッチも見所で、画面の端々まで余すことなく情報が詰まってて、疲れました。
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