戦争で息子を死なせた親が反ナチに転じて延々とヒトラーやめろ戦争やめろと書かれたカードをそこらへんに置くだけの話でした。
その行為自体は便所の落書きと同じでなんの意味もないことではあったのですが、捜査の過程で全てを読んだ人間に影響を与えたことだとか届けられなかったカードがあることに少し希望が見えなくもなかったですね。
ユダヤ人の老婆、密告する男、戦争への貢献を呼び掛ける活動をする女性たち、カードを拾ったために不幸なことになる博打打ちのおっさんが直接的には絡むわけでもないですけど戦争中の不幸さに色を添えてますね。