フランスのどこかの、小さな工業地域にある、小さなおんぼろ団地の住人たちが一室に集まっている。かろうじて動いているもののほぼ故障しているエレベーターを、住人たちの出資で改修するかどうか、多数決が行われた。その場にいた、ほぼ全員が、賛成に手を挙げた。ひとりを除いて。
少し悲しい団地の住人たちの、ちょっとあたたかい出会い。
基本苦笑いみたいな展開なのに、ときどき不意打ちでつぼにはいってしまう。
なんかだまされたような、つまされたような気分やけど、ちょっと幸せな気がするからそれでもいいかと思える。
さっきふと、似た音を聞いて笑ってしまった。
あー、好きやなあ、と思った。