アスファルトの作品情報・感想・評価

アスファルト2015年製作の映画)

Asphalte/Macadam Stories

上映日:2016年09月03日

製作国:

上映時間:100分

3.8

あらすじ

フランス、郊外のとある団地。車椅子生活を送るハメになったサエない中年男と訳アリ気な夜勤の看護師。鍵っ子のティーンエイジャーと落ちぶれた女優。不時着したNASAの宇宙飛行士とアルジェリア系移民の女性。寂れた団地を舞台に、孤独を抱えた6人の男女に予期せぬ出逢いが訪れるー。

「アスファルト」に投稿された感想・評価

Behind the all the dark, that there’s a great light.
PI

PIの感想・評価

3.7
何だかんだで滑稽で、あったかで、ホロっとする映画。
序盤はエアロバイクのおっさんの一人舞台。とにかくシュールなんだけど、ラストに向けてジワジワジワジワ何かがこみ上げてくる。あのクスクスは絶対に美味しい。
エンドロールで流れるピアノの旋律もいい感じ。「愛おしき隣人」が好きな人に観てほしい。
絶妙な他人との距離。
クスっとしてたら突然泣かされた。
Sue

Sueの感想・評価

4.6
晴れの日の朝9時からぼーっと見始めたけど、
最高にタイムリーな条件。
これはいい。最高にいい。


哀愁しか漂わないボロボロのアパートのボロボロな住民会議。
気になるエアロバイク。止まらないオート機能。運ばれるおじさん。車椅子。止まらない意地。エレベーター。
どツボにシュールな光景から始まり、シュールにシュールアンドシュール。

ここまでもかというほどシュールなおもしろさだけで話を繋いでいくのかと思ったけど、
クレシェンド的に主要な人達がジワジワと出て来て、
クレシェンド的にジワジワと広がる愛。

終わり頃の宇宙飛行士とおばあちゃんの朝ごはんのシーンはもう見てるこっちも心にジーンと感無量、、

なんていい映画なんだ!!!


この映画のいい所だけで1日話せる。

ちょっと盛った。
秋里

秋里の感想・評価

3.5
子細が語られず物語が進んでいく。
淡々と流れる灰色もとても現実味を帯びていた。

それでも観終わるとかすかに色が感じとれる、何か変化を感じる。そんな作品でした。
chihiro

chihiroの感想・評価

4.0
フランス映画
《あらすじ》
ある日突然車椅子生活を送る羽目になった男と夜勤の看護師。
少年と干からびた女優。
NASAの宇宙飛行士と独り暮らしのおばあちゃん。

みんな孤独。交わるはずのない三組の男女がある日たまたま出逢う物語。

《オピニオン》
フランス映画独特の空気感。
ああ〜🤔💡ってなったり、クスッとしたり、おまけにラストは涙がポロリ。
泣かせにきた映画じゃなくて、
というか、多分この映画で泣く人はいない、笑
だかど、心に触れる、人間の温かさを感じることのできる映画。感動というか、柔らかい気持ちになれる映画。

男の子がとても綺麗だった。
おばさんがとても素敵だった。
宇宙飛行士とおばさん、言葉が違えどお互いの歩み寄りで思いを伝えることができるなんて素敵。
いい映画だった
また見たくなる、癖になるタイプ。
心が荒れたら観るべき。
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相変わらずのオチ加減がフランス映画。すんばらしい◎笑笑
クスッと笑えるやり取りがたまらない、あるアパートの住民達の話。
「NASAが周りに何があるのか聞くのか⁈」の部分が最高。
亘

亘の感想・評価

4.0
フランスの古い団地。近所付き合いは希薄で住民は毎日を淡々と過ごしていた。ある日車いすの男と看護師、少年と女優、移民の女性と宇宙飛行士、交わることのなかった3組の男女が偶然出会い、少し幸せな新しい日々が訪れる。

団地を舞台に、シュールな笑いを誘うコメディ作品。笑いはシュールだけど次第に3組の心情の変化とか愛情が感じられて、見終わるころには少しほっこりする不思議な作品だった。

車いす生活になった男スタンコヴィッチと夜勤の看護師、鍵っ子の少年シャルリと落ちぶれた女優ジャンヌ、移民のおばさんハミダと宇宙飛行士ジョン、それぞれの取り合わせは様々で皆初めはぎこちなくやり取りをする。それでも次第に恋心を抱いたり互いを気にかけるようになったりする。スタンコヴィッチと看護師はいつしか夜の会話を日課にする。シャルリはジャンヌに指導を始めたりジャンヌがシャルリに過去の恋人を重ね過去に思いをはせる。ハミダとジョンはミスコミュニケーションを乗り越え親子のようになる。

みんな1人での生活に慣れてはいるけど、どこか孤独を感じていた。だからこそ思わぬ出会いがうれしかったんだろう。初対面の人とはうまく話せないけど、少し時間がたつと次第に親しみを感じていっていつしか愛情に代わっている。特にハミダとジョンのペアは、言葉が通じないはずなのにいつしか心で通じ合い、いつしか本物の親子のようになった。2人が楽しそうに一緒に過ごす様子は印象的だったしほっこりした。

3組の生活が変わっても常に天気は曇りで画面はグレー。きっと出会いによって彼らの日常が劇的に変わったわけではないことを表しているんだと思う。それでも同じ曇りでも終盤のほうが明るいグレーに感じるし、みんながヘリコプターを目で追うシーンはどこか未来への希望を感じる。それは出会いを通して彼らが前向きになったということなんだと思う。

印象に残ったシーン:3組の出会いのシーン。シャルリとジャンヌが撮影をするシーン。ハミダがクスクスを作るシーン。ハミダとジョンがご飯を食べるシーン。スタンコヴィッチが看護師の撮影をするシーン。
休日の朝、ゆるゆると観ました。

人間独りでも生きていけるし、会話なくても生きていけるけど、ある日、ふとした事がきっかけで誰かに出会い、会話を交わしてみたら。。。
そこから生まれる優しさ、愛、思いやり。
ここに登場する3組の人たちもそう。
みんな独り。
ほぼ独り。
よくよく考えたらおかしな設定だし、ツッコミどころ満載なんだけど、それもこの映画独特の味で、クスクス笑いながら観てしまう。

個人的には少年と元女優の話が好き。
今風の少年のあの思いやり。
キューンとしました。

ところで、アスファルト。
舞台になる団地のことだったんだね。

とっても良い映画です。
癒されます!
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