このレビューはネタバレを含みます
実写になると、アニメでは気にならなかった人魚の人外モンスター感が出てて良いと思った。
岩にズルズル張り付きながら歌う姿とかなんか怖さすらあった。
アリエルに助けられた後のエリックは完全に人魚に魅入られた人間そのままで、アリエルにそんなつもりがなくても人間は人魚の歌を聞くとこうなってしまうのかもしれないな…と思った。
エリックはアリエルと出会って憑き物が落ちた感じ。
人魚は上半身の肌にも鱗があって、反射でキラキラしているのが綺麗だった。ヒレがみんな違う形をしているのも良かったな〜。
スカットルがなんかドリーみたいなキャラになってた。
海でも陸でも執事がいないと物事は上手くいかない。
たまに場面展開とか作りが雑に感じる時があった。
アンダーザシーの最後パパパッと海洋生物が映るとことかアニメOPかよって思ったり、エリックが何かに気付いて怪訝に見る方へアリエルが振り向くとトリトン王が無音で浮いてるシーンとかシュールだった。
必要あるのか疑問な細かい設定が追加されてるのは微妙。
キスしないといけないのをアリエルが忘れちゃうとか絶妙に活かしずらいし必要あったか?
姉妹が色んな海域にいるってのも、トリトンの最後の「娘がいなくなるのは寂しい」ってセリフに、他の娘も別海域に巣立ってんだから同じでは…?って微妙に不思議になってしまった。
でもエリックが海に出る理由とかが肉付けされてたのはアリエルとお互い惹かれ合うポイントとして説得力が出て良かった。
ディズニーが実写化すると歌が増えるから嬉しいし、既存の歌もアレンジされてたりで楽しさが増えるからお得に感じる。
でも吹替の翻訳歌詞がアニメそのまま?な感じがして、英語だとけっこう違うこと言ってないかなと思ったりもした。
セバスチャンが帽子の中から「キスシテ…」って囁くシーンが1番好き。