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リトル・マーメイドのカホのレビュー・感想・評価

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)
4.0
オークワフィナのラップ最高すぎて大爆笑しちゃった!レツゴーレツゴーレツゴー

昨年末、ディズニーのAPACコンテンツショーケースにて、リトルマーメイドの最新映像、パートオブユアワールドのフル映像の解禁があった。とにかく公開前から賛否の意見が多く集まっていた作品。世界中のメディアが注目していたはず。私はあまりのパフォーマンスに思わず涙が溢れてしまった。みんなもブチ上がって拍手と指笛と歓声が止まらなかった。し、ハリーちゃんがこの歌声で世間のくだらない批判を跳ね返してほしいとも強く思った。
そして、あっという間に公開日...

池袋グランドシネマサンシャインのIMAXで鑑賞しました!久しぶりの2Dで大歓喜!このところマーベル作品全部IMAX 3Dでしかやってくれないから...IMAXで3Dってメガネの分視野が狭くなるしスクリーンのデカさ殺してる気がするんだよな...海の世界を特大スクリーンで体感できて幸せでした

タイトル出た瞬間は高揚感でゾクゾク。なぜか冒頭から涙ちょろり。セバスチャンとフランダーの登場シーンは想像と違いすぎてプププ。死ぬほど議論されてこの形に落ち着いたんだろうなという想像も含めておもろかったです。でも結果めちゃくちゃ良かったと思います。ビジュアルがアニメ寄りになると海の世界の表現全部ブレるし他にやりようなさそう。他の魚とかサメは喋らないのにお前たちは何故喋れるのだという疑問も浮かびましたが、そこはさほど重要な要素ではない。
姉妹が7つの海のモチーフとして出てきてびっくりしました。父が海の守り人だと考えると、元ネタのギリシャ神話より納得感があって好きでした。1番最初にスクリーンに現れる人魚がアジア人なのも嬉しかったです。なんで人種の違う子供を産めるの?一夫多妻制?という意見を見て初めて、なるほどそんなことが気になる方もいるのかと思った。別に血が繋がってなくても家族というあり方はたくさんあるしその人たちが家族って思ってれば家族。他の海の文化も気になるなあ〜
ハリーベイリーの歌は言わずもがな素晴らしいのですが特にコロコロ変わる表情がまさにアリエルでとってもかわいい。目線の動かし方とかまばたきの数とか。ハリーの演技を見ながら、あ、自分今めっちゃ微笑んでたな、と自覚する瞬間が何度もありました。(レッドカーペットでの立ち居振る舞いや受け答えがチャーミングすぎて、生粋のプリンセスちゃん、という印象ですが、映画でもそれを存分に堪能できる)
パートオブユアワールドほんとに良かったです。力んだ指先と岩ジリジリ横移動だけはすこし笑いました。
アンダーザシーは何箇所か好きなカットがありました。ミュージカル版のアリエルが歌うパートが好きなので再現してくれて嬉しかったです。
キスザガールのエリック王子のアリエルを見つめる時の表情、とろけすぎてて愛おしかったです。エリックはアニメ版とかなりイメージ違ったけど(ガタイと表情)歌うめーし良かったです。ハリースタイルズ版もちょっと見てみたかった気持ちあり。
デートシーンの空が少し暗めだったのが気になりました。大型外ロケの天気問題あるあるでしょうか。曇りで撮るしかなくて、頑張ってなんとか色彩調整してくれた感じでしょうか。それとも意図したものなのでしょうか。
巨大アースラは怖すぎて子供達泣いてるんじゃないかと不安になりました。画面暗すぎて見る環境によってはマジで真っ暗な映像が流れるだけの時間になりそう。電気ウナギも普通に怖かったです。
エリック王子を好きになる理由も、声を奪い返すところも、アースラにトドメを刺すところも、アップデートのされ方が好きでした。アニメ版のここなんかよくないんじゃないかなぁと感じていた違和感を払拭してくれて救われた気持ちにすらなりました。私はこういうプリンセスの方が憧れます。
大好きなラストシーンはなんかちょっとチープに見えてしまいましたが(画角なのか砂浜の殺風景さなのか船なのか、いや、私の好きな虹が物足りなかったのか?)、とにかく楽しかったです、実写版を作ってくれてありがとうありがとうと心の中でお礼を言いながらカラオケに移動し、120分ほどディズニープリンセスの歌を2人で何度も何度も歌い続けました


黒人だから嫌ですという感想を見つけるととても心が苦しくなる。歌うことが好きなアリエルを実写化する。その際に、ハリーがオーディションに現れてみんなの心を掴んだ、ただそれだけのこと...
何故、執拗に肌の色の指摘をする必要があるのか??????そしてそれは見てもないのに心無い言葉で叩きまくる人がほとんどだった
流行りのポリコレね()で完結してほしくないな、ポリコレって大衆ウケとかではなくてそうあるべき元の位置に戻す作業なだけなのに何がそんな気に食わないかな 昔の作品が無くなるわけではないのに。(ディズニーランドのスプラッシュマウンテンはなくなりそうだけど一度世に出た作品は消えるわけではないし)

「端的に言えば、「お前のためにやっていない」である。」
※私の好きなnoteをご紹介
「リトルマーメイドの配役が嫌だった」- https://note.com/yuzuka_tecpizza/n/n3f54976b4247

歌声も好奇心旺盛なところもコロコロ変わる表情も、わたしが小さい頃に憧れたアリエルだった。アリエルの見た目に憧れてたという人の言い分もわからなくはないが、過剰にアリエルというキャラクターに白い肌と赤い髪を追求し続ける理由は何なのだろうか、、?白人への憧れ?好み?(批判とかではなく単純な疑問です)(ストレートの赤髪もマイノリティだから無下にはしたくないことは前提として)
ブレイズヘアでアリエルを演じてくれたことも、実現した製作陣も、大いに賞賛したい(ウン千万円もかかるエクステらしい)。この髪型で演じることの大きな大きな意義。カツラをかぶれ、縮毛しろ、と思った方はブレイズやドレッドの歴史を知って欲しい。海から陸に上がるとき、ストレートヘアだとぺちゃんこになっちゃうだろうけどブレイズだといいかんじにふわふわのままで素敵だった

今回のハリーちゃんの起用理由とは関係ないけど、ついでなので、SNS等で散見される意見についてモヤモヤしている点をメモとして記載します...

まずアジア人として、我々だって白人至上主義から省かれてしまうマイノリティ側の黄色人種なのに、何故人種差別に加担する側の人種になってしまうのだろう。むしろblack lives matterに賛同し、有色人種同士、互いの地位と尊厳を国際社会で高めていこうよという考えに至りたい
自分の子供に「アリエルになりたい!」「プリンセスになりたい!」と言われた時、「ごめんね、あなたはアジア人として生まれたからアリエルにはなれないのよ」とはどうしても言いたくない

もっと勉強して色々な人の色々な意見を取り入れてなるべくフラットに考えられるようにしたい!


結局何が言いたいかというと、オークワフィナのラップがツボということ
アランメンケンとリンマヌエルミランダのタッグなのもアツすぎた
世界のミュージルファンたち生きてる??
いつもまじで最高な歌をありがとう 一生ファンです
カホ

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