あらすじ↓
おきてを破り人間界に近づいた海の王女アリエルは、嵐に遭った王子エリックを救う。彼女は王子との出会いにより、人間の世界への憧れを抑えきれなくなり、海の魔女アースラと取り引きをする。それは3日間だけ人間の姿になる代わりに、アリエルの美しい声をアースラに差し出すというものだった。
感想↓
2023年 181本目の映画。
公開の結構前から予告などの前情報を見て期待と不安があった今作。公開されてからも賛否両論あり、映画館に行くのを迷っていたが、原作のアニメ映画の「リトル・マーメイド」が大好きなので、これは観に行くしかないと思い、行ってきた。結果、期待の何倍も良すぎた。
まず1番騒がれていたアリエルの黒人問題だけど、冒頭は気になるかもしれないが、途中からは馴染んで全然気にならない。ハリー・ベイリーは予告だけだと合ってるの?どうなの?と思っていたが、本編を観たら表情の作り方や歌声がとても良かった。
気になる点をあげるとするならば、セバスチャンとフランダーがリアルすぎるところかな。実写化するにあたってそれは仕方がないことだけど、リアルなカニが喋ったりしているのを観て時々笑いを堪えるのが大変だった。みんなそっちに気を取られているが、トリトン王もちょっとシュールでたまに笑いそうになってしまった。でも、そのシュールさがまた良かったのかも。あと、僕の場合は冒頭で少し酔いかけたので、酔いやすい人は注意かも。
それプラス、アースラに声を奪われたアリエルはアニメ版では声を発する描写はなかったと思うけど、今作では心の中で歌っているシーンがあって、それを映像化して歌声も流したら歌えちゃってるのと同じじゃない?と思ってしまった。
そして、この映画の1番の観どころでもあるアリエルの歌だが、主役に選ばれただけあってハリー・ベイリーの力強い歌声が心に響き、歌が流れるたびに感動して胸が締め付けられた。他にもエリックやアースラの歌声もとても上手で、アースラは、見た目も声もそっくりですごいなと驚いた。
日本一スクリーンが大きい、グランドシネマサンシャイン池袋のIMAXで観てきたが、これは本当にそうして正解だった。普通のシーンでも音が振動として伝わるし、何よりミュージカルなので、歌声がとても良く聞こえる。まさかのオリジナルもあって良かった。これから観る人には、グランドシネマサンシャイン池袋のIMAXをおすすめします。はぁ、既にもう一度映画館で観たい。