ぴこ

リトル・マーメイドのぴこのネタバレレビュー・内容・結末

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

全ての人種に配慮をしすぎた結果逆に違和感が悪く目立ってしまう気持ち悪い終わり方なのが残念だった

姉たちが七つの海の守護神という設定で色んな人種が使われていたけど、ここももちろん白人黒人アジア系あらゆる人種に配慮がされていて
エリック王子のいる島民もあらゆる人種に配慮がされていて
ラストシーン、様々な人魚たちが島に集まってアリエルとエリックをお見送りする時もあらゆる人種に配慮がされていた

なんか統一感がなくて見ていてめちゃくちゃ気持ち悪かった…
配慮が表現の自由を潰しているのでは?
でもこれを見て勇気が出たり喜んだりもする人がいるかもしれない、でもとにかく悪い意味の違和感が働きすぎて物語に集中出来ない!なんだこれは!
となっていたら終わってました

決して人種差別をする気もないし、どこを下げたい訳でもないけど
最近の海ドラでもなんでも様々な人種を出して「ほ〜ら配慮してますよ〜」っていう風潮がキモいと思っていたので
それがまんま反映されていてめちゃくちゃ気持ち悪いという感想で終わりました

ダイマックスアースラ辺りからの急な特撮感、トリトン王の敗北からの復活、急激なハッピーエンド
エンディングまでの駆け足具合が凄くて、最後は人魚たち大集合時のコスプレのようなビジュアルで終わってしまい
あのリトルマーメイドは実写化には向いてないストーリーだったんだなと…

アリエルは愛嬌あって可愛かった
エリック王子が勇敢で一途でかっこいい人だったんだなということを改めて感じられたのは良かった
フランダーがとても魚だった
いやまぁ魚なんですが、、、
ディズニーアニメが表現していた海の中の綺麗な世界も、実写化するとどうしてもフジツボ大集合だったり謎のドロドロヌルヌルの海草にまみれたアリエルだったりリアルな魚やヒトデ、クラゲの大集合だったりで
ディズニー作品を見る時に感じる「きれい!かわいい!」という気持ちがあまり湧いてこなかった

昨今の全人種、全ジェンダーに配慮しないといけないムーブがキモいと思ってる人間にはキツい映画でした
ぴこ

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