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リトル・マーメイドのokuchanのネタバレレビュー・内容・結末

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

変にクセの強いアレンジも無く、アニメ映画をそのまま実写化した感じで良かった 実写化のアプローチはこういう方が好み

特にクライマックスのアースラとの対決シーンは構図もキャラクターの動きもアニメをそのままなぞってた 

ハリーベイリーのアリエル可愛かった!歌の魅力は大前提として、声が出せない間の表情とか仕草にキュンとする おやすみって一度別れてから、振り返って駆け寄ってきてエリックに帽子被せてニコってするところあまりに可愛くてニヤニヤした これは好きになっちゃう
好奇心と勇気と優しさ、アースラとの契約を躊躇う思慮深さ、最後は自分の手で決着をつける姿も良い具合に原作の延長線上のアップデートになっていると思った

エリックの掘り下げによってアリエルとエリックが惹かれあっていく様子がより丁寧に描かれてたのも良かった コレクター同士であり、家族と上手くいってない同士であり、未知の世界に憧れる者同士なんだね

リンマニュエルミランダの追加曲も良かったけどパートオブユアワールドリプライズ2が良かった…
人魚は涙を流せない、冒頭にアンデルセンの原作の引用を持ってくるから、涙を流せないまま海に身を投げるしかなかった原作人魚姫とここのアリエルが重なって切なかった アリエルはハッピーエンドで涙を流せて良かった…

海の生き物たちの微妙な気持ち悪さだけがどうしても受け入れ難いところではあった 特にフランダー 全体的に海の中は彩度が低くて暗くて、アンダーザシーの場面ももっと鮮やかでもよかったのでは?って思っちゃった 
その代わりなのか陸上の市場のシーンはすごくカラフルだったので、もしかしたらアリエル目線だったのかもしれない

正統派実写化って感じで好きです
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