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The Infinite Man(原題)
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『The Infinite Man(原題)』に投稿された感想・評価

以下、「インフィニティ 無限ループ」のネタバレ考察です。あくまで俺の主観。

書くのにエクセルを駆使して数時間かけたので、コメントとか餌を与えると喜びます。

監督も脚本を書く時に「ディーン1(D1)」のように表を作ってたようなので、それに準じて、ループ順に「ディーンA」…「ディーンE」のように便宜上、書き分けています。

【全体像を理解するための前提】

・ディーンは5回(A-E)、ラナとテリーは2回(A-B)ループしている。

・モーテルの部屋番号に注目すると、どの部屋で何があったか分かりやすい(なので[]で部屋番号を書きました)。

・ループは1年前にしか戻れないので、この作品の中で、ディーンは5年間、ラナとテリー(死体ですが)は2年が経過している。

・「1年後」というテロップが毎回出る訳ではないので混乱するが、「1年後」に舞台が飛んでいるのは、13:12(ディーンA)/38:20(ディーンB)/53:18(ディーンC)/1:09:43(ディーンD)のタイミング。

・後半、ディーンが焦るのは、ラナがループの中に閉じ込められて抜け出せなくなっているため。

・ディーンの5回目(E)は、ラスト1分くらいしか出てこない(ハッピーエンド用要員)。

【それでは、この作品を時系列で並べ替えて解説】

■冒頭からテリー登場まで

ディーンAとラナAが一緒にモーテル到着。車にラナAが行っている間に、ディーンAは1年後からタイムトリップしてきたラナBと合流。そのまま、ラナBはラナAのフリをして、ディーンAのアコーディオン演奏を聞いて1Fの部屋[B9]で食事を共にする。

その間、ディーンBは、車から戻ってきたラナAと共に、2Fのスウィートルーム(部屋番号不明 たぶんA19)で会話。その後、[A24前]で楽器を演奏しようとして、楽器ないので失敗。アコーディオンが聞こえてきて、ディーンBは、中庭でディーンAとラナBが仲良くしているのを一瞥する。

その後、スウィートルームで、食べ物ないなー、と逡巡していると、ロブスターの匂いに気付くラナA。ラナAはディーンAとラナBが食事していた1Fの[B9]に入っていく。

※上記部分、元々の感想では「(おそらく、このロブスターは、ディーンCあたりが仕込んでいる)、ラナAはディーンAとラナBが食事している1Fの隣の部屋に入っていく。」と考えていたのですが、よく見返してみると、ディーンAとラナBの食事後に、同じ部屋に侵入していますね。ご指摘して頂いたとんちゃん、ありがとうございました(平身低頭)

ディーンAは、「エッチの準備が出来たから、[B20]まで来なよ」と呼びかけ、ラナAがそれに応えて2Fの[B20]に向かう。[B20]で、ヘッドギアの説明を聴く。

そのスキにディーンBとラナBは1Fで再会。ラナBは、ディーンAとの1F[B9]での食事のあと、[B12]に潜んでいたのだ。[B12]の前で会った二人は、2Fの[A19]でエッチをしようとする。

そこにテリーが車で登場。

[解説]ここのミソは、途中でラナがラナAからタイムトリップしてきたラナBに入れ替わっている点。ヘッドギアの説明を聞くところからは、再度ラナAに戻ってます。

■テリー登場からディーンA(とディーンB)が意識を回復するまで

[B20]から出たディーンAはテリーAにイチャモン付けにいく。テリーAはスタンガン棒でディーンAを一瞬で撃退。ディーンAはそのまま中庭で気絶。

それを観たディーンBは、[A19]から出て、2Fの[B20]前の廊下でラナAに言い寄ろうとするテリーAに食いかかる。しかし、あえなく撃退され、今度は[B20]の部屋に追い詰められ、窓から突き落とされて気絶。(描写されていないが、おそらくラナAは、突き落とされたディーンBを心配して、一度1Fに観に行っている)

実はこの「2Fの[B20]前の廊下でラナAに言い寄ろうとするテリーAに食いかかるディーンA」のシーンを、ディーンCが[B20]の室内から聞き耳を立てている。理由は、テリーAとラナAの密会を疑っているから。

そこ([B20]になんと、タイムスリップしてきたテリーBが登場。「俺もラナを追いかけてる」とディーンCにラナへの熱い想いを語る。

そんなテリーBとディーンCの目の前で、上記したようにテリーAはディーンBを[B20]に引っ張り込んで、突き落として気絶させる。

その後、室内を見回したテリーAは、[B20]の室内で、テリーBとディーンCを発見。いきなりテリーBを刺して瀕死の重傷を負わせる。

それを観たディーンCは、部屋[B20]から出て、1Fから戻ってきたラナAに「B20]前で遭遇。

テリーAが、[B20]の室内でバッグにテリーBを詰め込んでいる間に、ラナAは[B20]前でディーンCと会話を始める。(この後の詳細は次の一連のシーンへ)

そして、さらにややこしいことに、この[B20]には更にもうひとり、ディーンDが隠れていて、一連の出来事を目撃している。

[解説]いきなり物凄くややこしいことになっているが、[B20]周辺で起きるディーンとテリーの攻防戦だと思えば良いです。

■ディーンAが意識を回復してからディーンAが砂漠に去っていくまで

ディーンCと[B20]前で会話を始めたラナA。

スタンガン棒で気絶したディーンAと、突き落とされて気絶したディーンBは意識を取り戻し、ラナAのディーンCへの告白を聴く。

この時点で、ディーンAとディーンBは、ラナAの声しか聞いていないと、まさか未来の自分(ディーンC)が相手だと思わないので、このディーンCへの告白を、テリーAへの告白だと誤解する。

つまりラナAは「彼(テリーA)を置いて、車で(ディーンCと)逃げましょう」と言っているのだが、ディーンCの存在を知らないディーンAとディーンB※は、ラナAが「彼(ディーンA)を置いて、車で(テリーAと)逃げましょう」と言っているのだと思いこんでしまうのだ。

※上記部分、元々の感想では「ディーンAとディーンC」と間違ってましたが、「ディーンAとディーンB」が正解です。修正しました。ご指摘して頂いた天さん、ありがとうございました(さらに平身低頭)

逆にディーンCは、自分がこの台詞を言われたことで、これまで、ラナAがテリーAと一緒に逃げようとしてたのは勘違いだったんだ、と悟る。そしてそのまま、ウキウキで、[A19]で待機したままのラナBに会いに行く。(この後の詳細は次の一連のシーンへ)

ラナAは(ディーンCと逃げるために)車に向かっている。だが、そこにテリーAと逃げているのだと誤解したディーンAが発狂して登場。ラナAを口汚く罵って、焼身自殺を試み「テリーと一緒に消えてくれ!」と捨て台詞を吐いて砂漠に走り去るディーンA。

ディーンAは、ヘッドギアを手に、タイムマシンを今後完成させて、今日という一日をもう一回繰り返して、「完璧な記念日」にするのだと心に誓う(ここでディーンAの出番は一旦終了。一年後まで一人でタイムマシンをセッセと作ることに)。

[解説]最大のポイントは、ラナAがディーンCに言った言葉を、テリーAに言ったんだと誤解させるミスリーディング。ディーンAだけでなくディーンBも誤解してるので、話がより複雑になっています。このアクシデントで、ディーンAは発狂してラナAを失い、ディーンBは嫉妬に駆られて[A19]に隠れたラナBを訪ねることに。
ラナAの声しか聞こえないのはオカシイって気もしますが、相手で喋ってるのが自分なので、まさか自分の声が聴こえるなんて思わないから、朦朧とした頭で無視したんだ……と解釈しましょう(笑)。

■ディーンAが砂漠に去ってから一年目が終わるまで

自分勝手なディーンAに呆れたラナA。仕方なく、昔の恋人だったテリーAにバス停までは送ってもらうことにするが、キスは拒む。つまり、ラナAは、テリーAに対して、何の感情もないことが明らかになる。さらに、付き合ったのは、たったの2週間だった。

……というのが、ようやく、[B20]の陰からずっと観ていた(どんだけ観察好きなんだ……)ディーンDの視点で明らかに。ディーンDは、部屋から飛び出し、車でバス停に向かう途中、ガス欠で立ち往生している二人の前に現れる。「自分が悪かった」と告白して、ラナAの信頼を取り戻すディーンD。それを横目に、テリーAは、車のトランクに押し込んだ瀕死のテリーBを抱えて、車を置いて逃げていく。

描写はされていないが、おそらく、ディーンDとラナAは車で海辺に向かい、一年間を海辺で過ごす(ここでディーンDの出番は一旦終了。一年後まで海辺でラナAと幸せな日々を過ごす)。

残るは[A19]にいるラナBに会いに行ったディーンBと、ディーンC。

ディーンBは[A19]のドアをノックする。だが、ディーンBの前に[A19]の部屋から現れたのは、なんと未来の自分であるディーンC。

ディーンCは、外に出て、ディーンBに「未来のお前(ディーンC)はラナBと上手くやっていける、お前もあと1年我慢するべきだ」と諭す。描写されていないが、ラナBを奪おうとするディーンBを(未来を知っているディーンCは)ことごとく邪魔したんだと思う(トイレの描写は、その一例)。

さすがのディーンBもラナBと会うのは諦めて、ディーンCとラナBのセックスの音を聞きながら、オナニーしてディーンAのタイムマシン完成を待つことに。

[解説]こうしてディーンAからディーンDそれぞれが、違った形で1年間を過ごすことになる。お前ら、都合の良い台詞ばっかり聞こえてんじゃねーよ、ってのは、あまり突っ込まないようにしましょう。

■翌年の記念日までの、一年間の過ごし方

ディーンA:[B5]でタイムマシンの研究
ディーンB:[B9]でタイムマシンの完成を待ちながらオナニー
ディーンC: [A19]でラナBと同棲
ディーンD: 海辺でラナAと幸せな日々を送る
ディーンE: 不明だが、おそらく一年かけて反省して、花とか買ってる(後述)

※ディーンA、ディーンB、ディーンCとラナBが同じモーテルに一年間も一緒に暮らしてて気付かないわけねーだろ、とか、そういうことは気にしないことにしましょう。

■一年後の記念日、冒頭から中庭でラナと会うまで

一年間の[A19]での同棲を経てリア充となったディーンCが、ディーンBに「今日が記念日だな」と声をかける。
二人が外を見ると、飛び出していって電話をかけにいくディーンAの姿が。

ディーンBは、ディーンCの説得に応じる形で、ディーンAのいない間にタイムマシンを使って一年前に戻る(ここでディーンBの出番は終了。ディーンBは一年前に、ディーンCとして転生)。

ディーンAは、ラナAが海辺でテリーAと暮らしていると思い込んでいるが、一縷の望みを託して、ラナAに電話をかける。電話は繋がったが、ラナAは無言。無言のラナAに、「もう一度、記念日をやり直したいからモーテルに来てほしい」と告げて、電話を切るディーンA。

実は、その電話を聞いていたのは、一年間、海辺でラナAと同居していたディーンDだった。
ディーンDは、ループに囚われているラナを救うことが自分の使命だと感じ、ラナAを一旦おいたまま、モーテルに戻ることを決意する。

ディーンAの前に、電話を聞いたラナが現れる。(ここからややこしいのだが)実は、このラナは、[A19]でディーンCと共に一年間同棲していたラナB。ラナBは、なかなかディーンの前に現れないラナに代わって、一旦ラナのフリをするようディーンCに指示される。ラナBは、ディーンCのトランシーバーを耳に仕込んだまま、ディーンと会う。

[解説]ここも、非常に複雑な構成になってます。なんでラナBが、こんなに従順にディーンCの指示を聞いていたかというと、すでにディーンとは何年も付き合っている(最初にモーテルに来るまでの1年間。ディーンDと海辺で過ごした1年間。タイムトラベルして1年前に戻って、ディーンCと[A19]で同棲していた1年間)からなんだと思います。

■中庭でラナと会ってから、靴を履き替えてラナと再度会うまで

「やりなおそう」と説得するディーンと言い合いになるラナB(ただし、ラナBの台詞は、全てディーンCにトランシーバーで指示されたもの)。

実はこのディーンも、本来のディーンAではなく、ディーンDがディーンAを演じている。本来のディーンAは、電話をかけたあと、[B5]に戻って回路図のチェックをしている間に、スタンガン棒でディーンDに気絶させられている。ディーンDは、ディーンCが果たせなかった「ラナBがディーンAと過去に戻って、ラナBがタイムループに閉じ込められる(後述)」というアクシデントを防ぐために、こんな行動に出たのだった。

ラナBはディーンCにコントロールされながらディーンDと議論していることにブチ切れ、イヤホンを外して飛び出していく。ラナBを追いかけるディーンD。

一方。この一連を観ていたディーンCは、とりあえず作戦第一弾(ディーンAとラナが議論する)が上手くいったということで、部屋で一服して、ラナBの帰りを待つことに。

と、そこにラナの「ディーン!」とディーンAを呼ぶ声が。あれ? まだラナBは戻ってきてないぞ……ってことは、あのラナはラナBでしかあり得ないよな? このままだと、ラナBは、ディーンAと一緒にタイムマシンに乗って、過去に戻ってしまう!?

ってことは、ラナBは永久にタイムループから抜け出せない。マズい! ってことで、ディーンAとラナを追って、[B5]に向かうディーンC。「ラナBがディーンAと過去に戻る」ことを阻止するために。

[解説]ここも相当に複雑です。実は次の一連のシーンで出てきますが、ここでディーンCがラナBだと思っているラナ(「ディーン!」と呼びかけたラナ)は、ラナAなんですよ。なんでラナBがブチ切れてディーンDと二人で砂漠に行ったんだっけ、ってのは若干、理由が弱い気もしますが、俺の理解力が足りないのかもしれません。とにかく、ディーンCの懸念は、実は杞憂だったわけです。

■靴を履き替えてラナと再度会ってからエンディングまで

「ディーン!」という呼び声に気絶から目覚めたディーンAは、中庭でラナと再会してキスをする。ラナから、不思議と海辺の香りがすることに気付くディーンA。

そう、実は、このラナは、ディーンCの送り込んだラナBではなく、ラナA。
ディーンDと海辺で一年間同居していたラナAが、ディーンDを追いかけてきてたのだ。

ディーンAのタイムトラベルの説明を聞いて、ディーンAと共に過去に戻ることにするラナA(ここでディーンAとラナAの出番は終了。二人は一年前に、ディーンB、ラナBとして転生)。

間一髪、ラナのタイムトラベルに間に合わなかったディーンCは、過去に戻って、タイムループに囚われてしまったラナを救い出すことを決意する(ここでディーンCの出番は終了。ディーンCは一年前に、ディーンDとして転生)。

では、ラナBを追いかけていったディーンDはどうなったか、というのがこの作品のクライマックス。

「こんなあなたのやり方についていけない。このドレスも着たくない。こんな複雑なことじゃなくて、私は記念日にチョコレートか花をもらうくらいで幸せだったのに! もう耐えられない!」とラナBに言われ、振られてしまうディーンD。

ここにきてディーンDは、ようやく、自分がラナにしてきた行為の全てが、ラナにとっては過剰だった、ってことに気付く。

「わかった、僕は努力する。そして、君の元に戻る」
「それには(あなたが変わるための)時間が必要よ。いますぐじゃない」
「必ず、再び、君に会いにいく」

去っていくラナBを見送るディーンD。そこに

「ラナ!」

と聞き覚えのある声で、ラナBの元に、駆けつける男が。花束とチョコレートを手にして。

そう、それは、未来の自分(ディーンE)。

ラナBとディーンEは何か会話を交わし、二人で、砂漠の向こうへと歩き続ける。

ディーンDは思う。自分は再度タイムマシンを使って一年前の過去に戻り、一年間をかけて、ラナBを幸せにする方法を考え、そして、花を携えて、告白をしたんだ。

あと一年間、頑張ってみよう。ラナのために。

はい、つまりこれは、ハッピーエンドなお話なんです。 (おしまい)
エル

エルの感想・評価

4.5
何度も見返して楽しめる素晴らしいSF、タイムリープをテーマにするならこれぐらいにまで練っていて欲しい。いくら時間を遡っても未来の自分が過去に戻ってやったことは覆せない、こっちのほうが納得できる。世界線とか、パラレルワールドとかに逃げない感じが。でもまあ、BTTFもルーパーも好きだけどね。
減点するところは、登場人物3人だけで画面に飽きるってところぐらい。
主演がジェイクギレンホールに似てるってところは特にプラスでもマイナスでもない。