どうせ名作と思い今までスルーして来たがスルーしきれなかった為視聴。
プリマに選ばれたニナ(主人公)の焦り、不安などの不安定な追い詰められた精神状態が上手く表現されており、まるでホラーやサスペンスのような表現に見ているこちら側の精神まで蝕まれるようだった。
ここまでニナを追い詰めたものは何だったのだろうか。プリマという大役への不安か、はたまた可憐なバレリーナ達の舞台裏での苛烈な競争か。
きっとそれらは引き金にすぎず、原因は過剰なまでの母親からの束縛だろう。
実際、ニナが主役へ選ばれた際のお祝いのシーンはこの映画全体で最もゾッとするシーンだった。(むっちゃいいお母さんやんけーって思ってたらね…)
ナタリー・ポートマンの演技に引き込まれる怒涛の1時間半でした。