ショコラ

ブラック・スワンのショコラのレビュー・感想・評価

ブラック・スワン(2010年製作の映画)
3.5
おぞましい…。

バレエという、華麗でファンタジックな世界とは似つかわしくない、ダークな舞台裏。

ストーリーも重苦しく、後味が悪い。

役に囚われ、心身を蝕まれていく悲劇のバレリーナ。

グロテスクで痛々しいシーンに、思わず目を背けたくなる。

登場人物も曲者揃いで、じわじわと不安な気持ちが広がっていく。

特にステージママ・エリカの、娘への束縛ぶりが怖い。

まるで怪作「ピアニスト」の母娘を彷彿させる、異常な関係。

ニナ(ナタリー・ポートマン)が見せた、恍惚の表情が切ない。
ショコラ

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