時は第一次世界大戦後のドイツ。
フランスとの戦争で戦死したフランツ。
戦死したあとの彼の妻、家族、元親友が送るモノクロ映画は美しく儚かった。
不意にお墓に現れたアドリアンはイケメン紳士だけど、フランツから親友だって聞いたこともないし謎めいた雰囲気をずっと醸し出していたけど徐々にその真相はバレていく。
アドリアンのついていた嘘は物語を追うにつれて理解出来たけど、アンナの嘘はほんとに切ない。
戦争が終わったばかりの世界なだけあって、ドイツではフランスから来たアドリアンは誰からも蔑まれるし、彼を探しにフランスへ行ったアンナはフランスの戦勝空気に圧倒されるし、どちらも見ていて気持ちいいものではなかった(´·_·`)
それでも、過去のフランツの時間時間軸をすごすアンナのモノクロはとても美しかった。
ハッピーエンドでは無いけど、僕は好きです!!!