婚約者の友人の作品情報・感想・評価

「婚約者の友人」に投稿された感想・評価

ルー

ルーの感想・評価

3.5
オゾン監督の「嘘」がテーマです.
第一次世界大戦で婚約者を失なったアンナ.
アドリアンという男性が訪ねて来ます.
何となく、序盤からストーリーを読んでしまいました.
最後まで想像通りの展開が残念です.
アドリアンがアンナやフランツの両親に正直に話せなかった嘘.
アンナがフランツの両親に付くすべての嘘が悲しいです.
フランス留学時にフランツが宿泊した訳あり宿.
フランツにも言えない嘘があったのでしょうか?
戦争に行く前に、この様なシーンは他の映画でもよくありがちですが、男性心理でしょうか?
モノクロとカラーが交錯する映像は素敵でした.
マネ「自殺」の絵画が物悲しいです.
スイミング・プールがハマらんくて以来、
予告見て面白そうやな〜と思っても
何となく敬遠して来たフランソワ・オゾン監督だったんだけど、
これはとっても良かった。

齢五十にして巨匠感出るの早くないですか。

惹かれてから知るか知ってから惹かれるかとか。
後出しジャンケンするつもり無くても。
ちろる

ちろるの感想・評価

3.7
戦争で亡くなった婚約者のお墓に花を手向ける謎のフランス人。
ドイツ人から見たフランスというのがあまり見たことない気がして新鮮で、互いに憎しみあってしまう理由は息子を殺された親たちの個人的苦しみで互いに構成されている。
歴史的に見れば結果的にドイツが悪者になったけれど当時のドイツの人間にとってはフランス人が悪者なのだろう。
そんなドイツに危険を冒してまでドイツに訪れたアドリアンの目的と、それがもたらす切ない展開が物悲しい。
静かで淡々としてて、ひたすら上品な作品だけど、その代わりに真面目で刺激が少なかったのは残念。
背景には戦争の苦しみや悲劇があるのに、主要登場人物のだれもが優しくて特にフランツの父の「罪を憎んで人を憎まず」の生き方が美しい。
モノクロの映像がメインでありながら、時に過去をカラーに見せて穏やかな日々の回想と現在との陰影を表現している演出が高級感のある仕上がりになっていた。
Yushi

Yushiの感想・評価

-
オゾンらしい女性の心情を描いた作品。
ピエール・ニネのお顔が美しかった…。
大戦で婚約者を亡くした主人公のロードムービー🚃✨色彩の魔術師🌈✨フランソワオゾン監督が敢えてモノクロで描く🎹複雑な乙女GO・CO・ROの物語📽✨…なので女子向きの作品かな?ぜひ”予備知識ナシ”で鑑賞して見事な脚本に翻弄されて欲しいでつ👍🏻✨多作な監督ですがまだ50過ぎかぁ…同じ時代に生きてて幸せ(*´👄`*)💕✨
kabcat

kabcatの感想・評価

4.0
モノクロとカラーの美しい映像を効果的に使い分けながら、サスペンスタッチで最後まで緊張感を失うことなく進行する物語に夢中になってあっという間に時間は過ぎた。いつも冷徹なオゾン監督らしく、今回の主人公アンナは思いを寄せたアドリアンに2度にわたって裏切られ(そしておそらく婚約者であったフランツにも裏切られ)たうえに、ずっと嘘をつき続けなければならないという苦しみまで背負うという過酷な運命をたどるのだが、最後彼女をあのマネの絵の前に再び立たせたのが印象的だ。あの最後のセリフを彼女の強さと考えることもできるし、もっと皮肉な見方もできるだろう。いずれにせよ戦争の生んだ悲恋ものとしてはなかなかの傑作だと思いました。
t.t34

t.t34の感想・評価

4.0
モノクロからカラーになるシーンは生を、モノクロは喪に服して悲しむ姿を視覚から表していた。
隣の国同士なのにドイツ人はビールを飲み、フランス人はワインを飲むというのと同じように文化も考え方も育ち方も違う。
でも同じ人間だということを忘れずに戦争をした兵士、兵士の家族がいる。
お互いに戦争で負った傷を癒し、違いを受け入れて未来に向かって歩いていこうとする。
そこがこの映画の良さだったと思う。
タイトルから変なストーリーを
勝手に想像していたのですが、
良い意味で期待を裏切ってくれました。
とても優しく美しく切なく、
ちょっともどかしくもあり、
重いテーマが根底にあり、
とても素晴らしい作品でした。
観て良かった!
mai2

mai2の感想・評価

3.8
ミステリー要素強めの映画なのかと思ってたから、勝手にちょっと期待ハズレだったけど
すごく美しい映画だった
モノクロとカラーの使い方がすごい
沢口靖子主演(似てる)。息子たちを殺したのは有権者たちです息子の死で親が酒を飲む、そのとーり。そういう反戦映画なのかと思ったら、後半はメロドラマでした。
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