kumiko

オール・アイズ・オン・ミーのkumikoのレビュー・感想・評価

4.0
実話。アメリカの差別は日本の私たちが思うより残酷。黒人は無差別に暴力を受け、冤罪、殺害までもが起こりえている。あの時代に黒人が差別と向き合い戦うことの大変さや強さは、素晴らしいと言う言葉を超える。貧乏、ドラッグ、喧嘩、殺人、そんな社会で強く生きたこと、愛を忘れず生きたこと尊敬する。正直、最初はなんでこんなすぐ感情出すのだろう、無視すれば良いじゃないか、子供なのかと思っていた。けどアメリカでは主張しないと自分の意見なんて聞いてもらえない、主張したところで相手にされなかったり舐められる。殺される。自由の国アメリカ。でも自由は勝ち取らないと手に入らない。トゥパックの何をされても戦う精神や誠実な心には頭が上がらない。トゥパックの言葉は刺さる。「俺は国から阻害されてる。外側の人間。あんたには立派な家と相続する財産があるだろう。でも俺のルーツは奴隷農場。財産なんかない。子供に残せるのは文化と音楽だけだ。」
「苦しむ人を導くにはそこに身をおかないと。」

大変な環境だったと思うけど様々な出会いに恵まれていたと思う。

でも純粋ゆえに相手にしなくてもいい相手にも正しく扱いをしていたんだと思う。それがトゥパック。自分の信念を持ち曲げない。敵を作ってまでもまげない。それがトゥパック。学ぶものがたくさんある映画だった
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