勝沼悠

テイキング・オブ・デボラ・ローガンの勝沼悠のレビュー・感想・評価

5.0
 アルツハイマーのドキュメンタリーの為に母子の暮らしに密着。しかし、母デボラの行動はだんだんと不可思議なことになっていき。。。

 ボケた老人ってなんか怖いよねという不謹慎な気持ちを映像化した序盤から中盤にかけては本当に怖い。一方、中盤以降はストーリー的な理由づけのパートなので、得体の知れない怖さはちょっと影をひそめる。と思ったら、最後に噂の衝撃シーンが待っていた! いや、あのインパクトはすごい。
 不謹慎なだけの映画のようだけど、終盤になって今まであまり存在感のなかった娘が責任感にかられひたすらに爆進する様は介護のメタファーであるようにも思えた。
勝沼悠

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