「ゾンビの島が暴走したら、どうなるでしょうか。」
複数の男女が車に乗りながら中継していました。彼らはリポーターとそのスタッフのようです。
昨夜遅く起こった緊急事態とは、リゾートという島でのアウトブレイクのことでした。
その感染症:クロモシンAは、人を殺すゾンビを作り出すというもので、20億人もの人がその犠牲者となっています。
リゾートは、生き残ったゾンビを隔離しておく島でした。
ブリムゾン・ブワロトコル計画によって、その島の歴史は作られてきましたが…
トラウマのカウンセリングのために、そのリゾート島へ行こうとする主人公:メラニー。さて…
ゾンビ映画を好きな人って、世界中に多いのでしょうね。この映画を観る私もその一人ですが。
ゾンビ映画は低予算な物が多いので、B級な物も多々存在する分野だと思いますが、だからといって、つまらないものばかりではない、掘出し物を見つけやすい分野でもあると思います。
この映画もきっと低予算ではあるでしょうが、ゾンビを好きなスタッフが作っているというのが映画から見てとれる良作だと思います。
リゾート島といい、ジープで周るところといい、ジェラシックパークを意識しているのが分かる作品です。でも、恐竜じゃなくてゾンビパークという発想を面白く思える人ならば、楽しめる映画です。
倫理的に考えれば、感染症にかかった人をハンターするリゾートなんて、絶対にあり得ないことではありますが、そこを全く考えず、しかもその設定の上でリアリティを出している映画の世界に驚きです。
映画の中だから良いですが、ゾンビだからと言って感染症を患った人を銃で撃つなんて、やはりどこかで残酷な話であると分かっていたいです。
「ゾンビを殺せば、未来が見える?」