りた

しあわせな人生の選択のりたのレビュー・感想・評価

しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)
4.0
人間味に溢れていた。すごく。
うまくまとめられないので、メモがてら。

「俺は一年前から考えていたけどおまえは今考え始めた」

自立してるかのような、覚悟してるかのような強がり。おまえは自分とは違う、自分はこうなんだというトゲ。

でも寂しい、助けて欲しい、手を握って欲しくて友人に手を差し出す。

トルーマンを里親候補に預ける時や葬儀関係の確認へ行ったシーン、覚悟できているつもりでも直面すると感情が溢れ出す描写。

親の気持ち子の気持ち

金銭面含め、一見自分勝手な行動の多さ、それが彼なりの友人への甘え方。

それら全てを踏まえての理解者であり、彼を支える友人。トルーマンを託したという信頼感、大きな存在。

置いていかれる側の描写も辛かった。
人を失う悲しさ、一人で抱えきれない耐えきれない、性への逃げ、現実逃避と虚しさ。

終わり方の音楽の入り、飛行機での締めも良かった。

原題ままでいってほしかったなー。
トルーマン かなりキーだと思う。
りた

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