このレビューはネタバレを含みます
【サプラーイズ】
はじめは暗い室内をビクビクと歩くのに精一杯だったセシリアが、最後の方では自身の手首にペンを突き立てるわ拳銃を使って車強盗までする程まで進化(?)し、追われる身から追う方へ切り替わるのが観ていてスカッとした。
ラストの食事シーン、エイドリアンから「少し自信なさげで母性本能くすぐる犬系男子」感が溢れていて、「人の心を操るのが上手い人」というレッテルも納得。また、あの「何事もなかった」かのような無邪気な顔を見てると今後セシリアが暗い室内をビクビクせず生きていく為には、ラストああするしか無いとも思える。光学化スーツがこの世にあと何着あるか…エイドリアン以外に知り得ないこの事実がある限り。