電気羊

透明人間の電気羊のレビュー・感想・評価

透明人間(2019年製作の映画)
3.8
透明人間という古風な題名ながらソウシリーズのスタッフが手掛けただけあって仕掛けとグロさはなかなかのモノ。

特許で莫大な資産を誇る天才科学者の夫の束縛から逃げ出した妻が主人公。
妻が逃げたことにより夫は自殺したと報じられるが、その直後から妻の元で不審なポルターガイスト現象が頻発する。

これは霊現象なのかと思いきや、無駄に夫は天才科学者ではなく狂気のマッドサイエンティストだった。

全身に周囲の景色を投影する光学迷彩を完成させた夫は、透明になり妻や妻の周囲の家族たちに数々の嫌がらせや殺人を行う。

夫はどうしても妻に妊娠させ子供を欲したために、逃げ出した妻を連れ戻すために無駄に世紀の大発明を嫌がらせやストーキングにつかっていたのだ。

夫の異常な性格に気が付いた、これまた無駄に凶暴で攻撃的な妻により、夫は晩餐の席で光学迷彩を使用した妻に喉を切断され殺害される。
そして監視カメラに写っていのは、夫が自分で首を斬る姿だけで光学迷彩を身に付けた妻のアリバイは完璧となるのであった。

しかし、これだけの発明なら特許料だけでスゴイ大金が稼げるし、前年ながら逃げ出した妻はそれほど絶世の美女でもなかったので、マッドサイエンティストは才能の無駄使いとしか言わざるを得ない。
電気羊

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