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透明人間のpenのネタバレレビュー・内容・結末

透明人間(2019年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

孤城に囚われていた女性が脱出して自由の身になったら、城の主が透明人間となって彼女を自分のものにする為に孤立させようとする。彼女は追い詰められながら、主と対峙する…とあらすじを書くと、映画はクラシカルな展開を踏んでいたような気がするなぁと思った。
そんな中でも捻りを入れて、まさに劇中の台詞通り「サプライズ」でこちらを驚かせる。ホラーでありつつ、サスペンススリラーとしてもこちらの気持ちを惹きこんでいく。その虜。

テクノロジーによって暴走する人間の姿を描くのは前作のアップグレードを思い出すし、本作はそのテクノロジーを・誰が・いかに使うか も描いていたように思う。一線の越え方、ともいった方が良いか。とにかくSFとホラーが結び付いてく展開のさせ方が好み。

それとやっぱりアクションが良い。
特に主人公が銃を持って透明の相手を探す雨の中の駐車場、その一幕が無性に渋かった。アップグレードでのカーチェイスみたいに、こういうひと場面のアクションシークエンスを入れ込んでくるので、好きにならざるを得ない。
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