現代らしい解釈と良く出来たシナリオで、新しい透明人間として納得して楽しく観ました。
リー・ワネルとジェイソン・ブラムの組み合わせってことなので、もちろん面白かったです。
もはやブランドとしての信頼感ありますね。
笑いを取るばかりのチェビー・チェイスでも変態一辺倒のケヴィン・ベーコンでもない、ちゃんと怖い透明人間でした。
コントロール・フリークのDV夫による迫害と虐げられる女の復讐劇。
なんつーか、その時点で洗練しすぎてる感ありましたねw
どこか理に適いすぎた設定というか。
透明になる方法がそもそも合理的。
今度はこの手で行くのかという驚きはありましたが、同時にちょっとガッカリもしたw
ちゃんと体張って、モロに肉体が透明になってた過去の透明人間の方がロマンがあって好きだなぁと思ってしまいました。
主人公のヒロインが地味で、もっさり体型でモタモタ動くエリザベス・モスということで、透明人間さんがなんでそこまでこの女に執着するのかも理由は分からなかったw
エリザベス・モスさん、しばらく見ない間に年取ってたし、メチャクチャに太ってましたw
別にいいですがw
リー・ワネルさんは色んな怖い映画で十分すぎるほど修行積んできてるので、スリリング演出が冴えまくってました。
エリザベス・モスは信じられないほど人間として冴えてなかったけどw
『透明人間』。
後味が悪かったが、とりあえずスリラーの傑作。