J

T2 トレインスポッティングのJのレビュー・感想・評価

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)
4.6
・物語★★★★
・配役★★★★★
・演出★★★★★
・映像★★★★
・音楽★★★★★

“Choose Life.”
“Face your past,
Choose your future.”

中身がないように見えて、実は恐ろしいほどに濃厚で残酷な現実を突きつける…。
20年の歳月を超えて、“過去”と“未来”、ひいては“人生”の意味さえ問いかける傑作スタイリッシュ・ムービーだ!


コイツら…
20年経ってもホントにカス…💦
いや、過去の愚かさに気付いていながらもそれに縛られ続けているなんて、前作以上に救いようがないかも知れない…。

でも、そんな彼らが懐かしい!
観たかったのは、まさにこんな続編!
いやむしろ、期待を大きく上回っくれた‼︎🤗


決してムリなくわざとらしくもなく、ふんだんに取り入れられた前作の回想シーンは、ごく自然とストーリー展開に溶け込んでいる。

そんな回想シーンとは別途、前作を彷彿とさせる新たなシーンの数々も素晴らしい。

ごく一部の例を挙げれば、あまりにも有名となった“トイレ”🚽とか、車に衝突したあとの無邪気な“ニカーッ”の表情😜とか、相変わらずのFred Perry👕とか…
ファンならずとも、前作のシーンを憶えている者なら誰しも、鳥肌モノに違いない。


スタイリッシュな音楽は、前作同様に抜群のセンス🎵✨
しかし今作の音楽は、ただカッコイイだけでは終わらない⚠️
『1690』のパフォーマンスには、思わず声をあげて笑ってしまう🤣

ストップ・モーションが印象的な映像もオシャレ!✨

*************************************

“#1 スパッド”
“#2 レントン”
“#3 ベグビー”
“#4 シック・ボーイ(サイモン)”

E・マクレガーはじめ主要キャストのみならず、“ダイアン”役のK・マクドナルドほかの面々も総出演🙌🙌🙌
さらに、前作で死んだ“トミー”も、回想ではあるが登場する💀

そして、物語に新たな風を吹き込むのは、ブルガリア出身の“若すぎる”ベロニカ🇧🇬
A・ネディヤコバは、再出演組に負けないくらいの堂々たる演技が素晴らしい👏👏👏


揃いも揃った彼らに再び出会えたことは、奇跡と言えるのかも知れない…
そう思いつつ、20年という歳月を考えてみる…🤔

立場や容姿、環境は大きく変わった。
でも考えていることなんて、20年前と大して変わりゃしない。
精神的な成長なんて、一体どれほどのもんだろう。
彼らのことだけ、カスと呼べるか…?😓

さらに何年後か、再び彼らに会えることを期待したい。
またスクリーン越しに、カスの同窓会に混ぜておくれよ👍✨

*************************************

劇場用パンフ★★★★★
全58ページ。
オレンジとモノクロの装丁は、まさにトレスポ!🍊
今作だけでなく、前作の印象的なシーンをも掲載した劇中カットの数々は、ファンならずとも垂涎。
監督D・ボイルへのインタビューでは、スパッドの役どころの重要性を再認識させられる。
9つものレビューを掲載するパンフも珍しいが、いずれもシリーズへの愛が感じられて共感できる。
4ページにわたる全使用曲解説も参考になるが、9ページに及ぶエンサイクロペディアも必読…『T2』って、確かに『ターミネーター2』‼︎
J

J