ぺんじん

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのぺんじんのレビュー・感想・評価

4.6
なるほどなるほど…過去作品のオマージュもあってなんだか大味だけど楽しいなー…えっ、ええっ!なんだこの展開は…やられてしまった…嬉しい…
舞台はアポロ11号が月面着陸に成功した1969年。70歳で定年を迎えたインディアナ・ジョーンズが、ひょんな事から騒動に巻き込まれ、旧友の娘ヘレナと世界中を冒険するというストーリー。
CGを使っているとはいえど、撮影当時77歳のハリソン・フォードが陸海空を巡ってアクションしまくるのはなんだかグッとくる。前4作へのオマージュもそこここにあって嬉しいし、女性がインディを引っ張っていく感じは一作目の『レイダース』っぽいのかなと思ったりして。
ストーリー的にはあまりケレン味が無いのでちょっとスルスル行っちゃう感じはあるけど、まぁアクション楽しいからいっか?という感じ。ただスピルバーグ印の地獄トラップ&オーバーキルは無いので、そこら辺は物足りないかも。
ただ終盤のあの展開は驚いた…今流行りではあるけどそう来るのね…なんかインディの気持ちを考えたら泣けてきちゃったよ…
終盤の展開も考えると今作は冒険家としてのインディというよりかは考古学者としてのインディの生涯をマルっと締めくくるストーリーになっていたんだと思う。だから今作は宝探しよりもその先にある、インディが本当に手に入れたかったものを描いたんじゃないかと感じた。
ジェームズ・マンゴールド作品だと『ローガン』が近いのかな。歴史を背負った男の最後の闘い…今作の終わり方も好きだったな…
『007/ No time to Die』同様にスタイリッシュ過ぎる感じはあるけど、敵役のマッツ・ミケルセンも相変わらずセクシーで良かったし、締めくくりとしては良かったんじゃないでしょうか。まぁ僕は泣いちゃいましたけど…
それにしてもインディアナ・ジョーンズと愉快な仲間たちに感謝!なんだか胸がいっぱい…と思ったら息子死んでた!シャイア・ラブーフ、運命のダイヤル回してくれ〜
ぺんじん

ぺんじん