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インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのfmofmojimoのレビュー・感想・評価

4.4
インディー・ジョーンズの最後の冒険。
NYの街がアポロ11号の宇宙飛行士帰還パレードで盛り上がる中、インディーは大学教授の退職の日を迎えた。同僚たちからもらった記念品の時計を、学校を出てすぐに道端にいた男性にあげ、ひとりバーで酒を飲む。そんな彼の後を追ってバーに入ってきた若い女性ヘレナは、かつてともにナチスの略奪した宝物を追って冒険した友人バジル・ショーの娘だと名乗る。バジルと共にナチスの列車から持ち帰り、その後行方不明になったとされているアンティキティラのダイヤルをともに探してほしいとヘレナはインディーに持ちかける。

冒頭の技術的な若返り映像であの頃のインディーが戻ってきたと感動し、その後今のインディーの老いを感じる、、、かと思いきや、80歳とは思えないハリソン・フォードの変わらなさ。動きに年齢を感じない。衰えない目の輝き。
そして最終回にふさわしい物語のスケールの大きさ。
現代では少し抵抗があるかもと思うくらいの勧善懲悪っぷりも、インディー・ジョーンズならではと思えてしまう。

子どもの頃の偏った映画遍歴から、半ば洗脳的にハリソン・フォードが銀河一かっこいいと刷り込まれてきたが、ハン・ソロが死に、インディー・ジョーンズが引退。見届けられた感動と、一つの時代が終わってしまったような喪失感。

俺はここに残る。
このまま一緒に残りたい、と思った。
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